転倒

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昨日、利用者さんが転倒された。
・・・私の目の前で。
すぐそばについてて、目を離したわけでもなく、注意がそれたわけでもない。
それなのに防げなかった。
原因や言い訳を挙げればキリがないが、私の力不足だというところに集約する。

その瞬間は映画のスローモーションのように長く感じた。
とっさに伸ばした手が利用者さんの指先をかすめて空を切った。
私はいつもバタバタ走り回ってくるくせに、どうして肝心なときに、あんなにゆっくりとしか動けなかったんだろう。

幸い大きな怪我はなく、階段を歩いて帰りはったけど。
わんわん吠える犬さんを叱りつける元気もあったけど。
翌日も大丈夫だったけど。
それでも痛みに顔をしかめたときの利用者さんは夢にみそうだ。
ほんまにほんまにごめんなさい。

うちの母も何度かデイで転倒している。
病院おくりになったこともあるし、入浴リフトが落ちたこともある。
・・・こういう感じなのかな、と思った。

台風前の夕暮れ。紫色にたそがれていた。

コメント

  1. 悔しいですよね。
    もっとこうしていたら、ああ動けていたら、食い止められたんじゃないかと思いますよね。
    反省は大いに、しかし後悔はほどほどに。
    出来事は心に刻み、黄昏の空を見上げ、それでも前進しなくては。
    泣いてなんかいないもん と嘯きながら。

    • ありがとうございます。
      もっと近くに寄っていたら、もっと素早く反応していたら…。
      後悔は尽きませんがそれだけでは意味がないので、反省を活かして前に進みます。

  2. 咄嗟に身体が動かないなは、よくあります。どうしようもないことですよ。
    ずっと気になってしまうでしょうけど、その利用者さんにいつまでも 申し訳なさげな顔しないでね😃
    だださんの笑顔が見たいはずだから。

    • ありがとうございます。
      本当に情けなかったです。
      来週お会いする時には転んだことも覚えておられないかと思いますが、楽しく過ごしていただけるようにがんばります!

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