もうすぐ母の日だ。
花屋の軒先にカーネーションが大量に売られているのを見つけてひとつ買って帰った。
そしたら、施設にいる妹もカーネーションを送ってきた。
やがてデイサービスから帰ってきた母も
「今日ね、カーネーションを作ったの!」
折り紙のカーネーションをを抱えていた。
そんなわけで、母の部屋は今、カーネーションだらけです。
なんていうか…
妹のカーネーションがすごくデカくて…
私の花のショボさが際立つ…
お菓子にすればよかったかな…
っていうか
花なんかべつに買わなくてもよかったのだ。
だって母は折り紙のカーネーションを一番気に入って、しきりに
「おかーさんは自分で母の日つくったんだもん!すごいでしょ!」
と変な自慢をしているから。
自分で母の日って! 自給自足にもほどがあるやろ。
妹のカーネーションは、施設の職員さんが手配してくださったものだ。重度障害のある妹は自分でプレゼントとかできないから。職員さんが妹にカタログを見せ、「どれにする?」と選ばせ、注文してくださったのだろう。忙しいのに…ありがとうございます!
そのあと三種類のカーネーションを机にならべて置いていたら、
…シシィに全部かじられました。