オヤジの料理　ナポリタンに再挑戦

金曜日はオヤジが夕食をつくる日だ。毎週いろいろ頑張ってくれて、だいたいは美味しい。だが、本人は
「まずい！ 全然アカン！」
常に不満な様子。
なんで？ カレーも親子丼も肉じゃがも、ぜんぶおいしかったよ？
お父さんなかなか上手だよ？
母と２人でほめまくっても
「こんなん０点や！」
自分に厳しいオヤジである。

今週はナポリタンに挑戦した。オヤジの大好物のナポリタン。

実は２度めの挑戦である。
去年、初めて作ったときは大失敗だった。塩味しかしない、というか塩の塊みたいな味だったのだ。ケチャップはどこにいったんだろうと不思議だった。あまりにも塩っぱくて体にわるいから全員２口ずつしか食べられなかった。大量のスパゲッティをゴミ箱に捨てるオヤジの後ろ姿はとてつもなく切なかった。

今回、オヤジは万全を期した。
図書館でレシピ本を借り、作り方を調べたのだ。
「塩は入れたらダメだよ！」
私は４回くらい念を押した。
「わかっとるわ！」
オヤジは自信満々で言った。
「今日はコレや！」

ぶっかけるだけのパスタソース。
今は便利なものがあるんだねえ。トマトケチャップでいい気もするけれども。

ナポリタンは無事に仕上がった。
塩っぱくなかったのでちゃんと食べられた。

「うん、これはウマイ！」

料理を始めて２年半。
オヤジはようやく納得の味つけ？ができたようです。
ありがとうマ・マー。

ただ、一つだけ問題があった。オヤジはパスタを大量に湯がいたため、大量に余ってしまったのだ。鍋に山盛り残っている。
・・・これどうしよう？
呟いたら、オヤジは簡単に
「捨てるしかないやろ」
と言い放った。
カチンときた。

オヤジはわりと食べ物を粗末にする人間だ。嫌いなものは平気で残すし、余ったものは簡単に「捨ててまえ」という。おばあちゃんが天国で泣いていると思う。

私は主婦なので、食べ物はなるべく捨てたくないし、捨てるべきではないと思っている。今回は塩っぱくて食べられなかったわけではない。ただ作りすぎただけなのだ。捨てるなんてバチが当たる！

そこで一番大きなタッパーウェアを出して、ナポリタンをぎゅうぎゅう詰めにした。
「明日のお弁当にすればいいよ！」
あまりにも大量のお弁当にオヤジは絶句していた。（でもちゃんと頑張って食べたらしい）このあいだはバケツいっぱいのカレーを作ったし、これを機に量を測ることを覚えていただきたいと思う。

本日の猫写真。

何かを見つめるシシィさん。

そして・・・

母の新しいパソコン！税込み4万円！

バーゲンシーズンじゃないのが悔しかったけど、ギリギリ母のヘソクリで買えました！これでたくさん書いてもらおう。