自分で決める

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冬の風が冷たい。あんまり考えたくないから、しんどい事を書きたくないから、近頃は猫ばっかり見てた気がする。


(癒し猫サンジ)

私はこのブログのサブタイトルに
「介護しながら自分の人生を楽しむブログ」
とつけた。
家族の介護しながら人生を楽しむ…けして介護の犠牲にはならないと。空をみあげて、本を読んで、友達とたくさん笑って。おもろいネタいっぱい持ってるおばちゃんになろうと。

でもそのためには、まず食えるようにならなくちゃね。自分の人生を生きられるようにならなくちゃ。仕事をしなくっちゃ。

それでウィーンから帰国後、夏のあいだに仕事を見つけようと決めた。前職から「戻ってこい」と電話をもらってたけど、時間があわず(夜勤だった)介護ができないことがわかった。他にもいくつか声はかけてもらったのだけど、なかなか良い御縁がなかった。

御縁があるのは、まあ見事に介護の仕事ばっかりだ・・・たまにライターの仕事がまわってきてもテーマはもれなく介護だった。

申し訳ない話なんだけど、私ははっきりいって介護職だけは避けたいと思っていた。子供の頃から現在に至るまで人生ずっと介護漬けみたいなもんだから。家でも介護、職場も介護じゃあ、うんざりするに違いない。まったく別の世界に生きたかった。

とはいいながら、実は若い頃に資格をとっていた。ヘルパーのバイトもしたことがあった。その経験が母の介護を始めるときにむちゃくちゃ役に立ったりもした。そりゃあ介護の仕事ばかりまわってくるわけである。それはまるで見えない力に吸い寄せられるようだった。

それでもまだ抵抗があった。介護の仕事をすることは、なんだか運命に負けるみたいな気がして。私という人間が、介護のほかに何もない気がして。そんなの私の選んだ人生じゃない気がして。

何か。何かほかにないのか。何か。介護以外の道は!

焦燥のうちに夏が終わってしまった。仕事を見つけようと自分で決めていた期限が切れた。その頃は本当に悩んでた。・・・まあ、正直いって今も悩んでるんだけど。

あきらめるのか。
私は、あきらめるのか。
自分の人生を選ぶことをあきらめていいのか。

うーんと悩んで、悩んで、30分くらい考えて、悩むのをやめた。(短いとかつっこまないで!30分以上は重いことは考えないようにしているのです、精神衛生上よくないから)

だって、介護の仕事を選んでも、自分の人生をあきらめることにはならない、と思ったから。

以前、ブラック企業で体をこわして辞める時、ものすごく悔しかったことを思い出したのだ。あのときはすべてから逃げ出すような気がして悔しかった。ものすごく。ものすごく悔しかった。

でも、そのときにも思った。撤退も、前を向いて進めば前進だ。逃げるんじゃない。違う方向に攻撃をしかけるのだと。それで私は旅に出た。おかげで今の私があるのだと。

だから今回も思うのだ。あきらめるんじゃない。この道に進むと、自分で選ぶんだ。消去法じゃない。積極的に選ぶんだ。自分の人生だから。ほかの誰でもない、自分で決めるんだ。

・・・よし。

パラリンピックの開会式を見ながら肚をくくり、その場で以前バイトしていた事業所に電話をしたら、諸手を挙げて迎えてくれて、お世話になることになった。

それから3カ月。

どうしよう。
ヘルパーの仕事、超楽しい!
毎日楽しい!
今日も楽しかった!
ちっくしょー!
それはそれでなんか悔しい!

ただね…ホームヘルパーではまったく食っていけません。来月から施設の仕事も始める予定だけどやっぱり時給めっちゃ安い。最低賃金スレッスレ。かといって大きな施設は融通がきかないもんで、なかなか難しいです。ほんま生きてくのって難しいわー。

実は、仕事以外にも重いこと、そりゃもういっぱいあるんだけれど。

何がなんでも、前進、前進!
攻撃あるのみ!
まあ、がんばりますわ!


(抱き合って眠る)