猫トンネル

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猫たちへのクリスマスプレゼント、第2弾!
猫用トンネル!

安物だけど、ビニール素材なので触るとしゃかしゃか音が出て良い感じ。

宅急便で届いたとき、シシィはちょうどお昼寝中で、サンジひとりでした。

新しいオモチャにどきどきしながら覗きこむサンジ君。

用心深いのか、サンジがなかなか入ってくれないので
「入りな! 早く入りな!」
と声をかけていると、向こうの部屋から

「ニャニャアーーーーー!」

転がるようにシシィが走ってきた。全速力で駆けてきて、躊躇することなくトンネルに飛び込んだ。

「これは、あたしの!」

ええっ…と思ってる間にサンジを追っ払い、トンネルを独占。

「うん、まあ、いいけど」
サンジ君は抵抗もしない。どこまでも弱気だ。走り回ってトンネルを出入りするシシィを横から眺めていた。
「君の好きにすればいいよ」
とでも言うように。

でも私は知っている。シシィが部屋を出ていくと、サンジがいそいそとトンネルに入っていったことを。ごめんね、サンジ。妹がジャイアン過ぎて。