猫がライバル!

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一泊二日のディズニーランド旅行から帰宅したとき、シシィにむちゃくちゃ怒られた。
「ウニャニャニャーーーーー!」
文句を言いながら階段を駆け下り、胸にとびつき、両腕で抱きついてきた。
「ニャンニャニャンニャー!」
寂しかったー!
・・・ではない。
シシィは怒っているのである。
「なんであたしを置いていったのよ!」
と。
私がいない間、シシィは甥っ子と姪っ子にかなり遊んでもらったらしい。シシィはさほど子供に慣れていないから、ちょっと疲れてしまったのだろう。

そうでなくてもシシィは甥っ子の龍ちゃん(5才)とライバル関係にある。
私がパソコンに向かっていると、龍ちゃんが
「だだー!」
と走ってきた。抱っこをせがんで、私の膝に駆け寄ろうとしたそのとき。シシィが疾風のごとくあらわれて龍ちゃんを追い抜かすと、私の膝の上にサッと飛び上がった。
「だだの膝は私のものよ!」
と龍ちゃんを見下ろす。

ショックを受けた龍ちゃんは泣き出してしまった。
「わーん、マミィーーー!」
ところが母親の膝はすでにサンジに占領されており子供が乗る余地はない。かわいそうな龍ちゃんは三角座りをしてシクシク泣いていた。

ふだんは仲良しです

さっきも龍ちゃんは私の膝にのってきた。周りをみまわして
「ししぃ、いないからね!」
と言った。
今は元気にゴジラごっこをやって、また「ガオー!」と猫たちを襲撃している。

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