土曜の病院と眠る猫

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朝、母を着替えさせて驚いた。
足指にでっかい水ぶくれができている!
・・・また、だ。もう3回目。
前回は水ぶくれがつぶれて膿んでしまい、大変なことになったのだった。幸い、今回の水ぶくれは、まだつぶれていない。まだ膿んでいない。まだ間に合う状態だ。

よし、今回は後悔しないぞ!
私は上司に電話をかけ、仕事の時間変更を頼んだ。母のデイサービスももちろん休ませ、朝いちで病院に連れて行く。
・・・予約もない土曜の朝の病院!
かなり待たされたが、水ぶくれをきれいに処置してもらい、薬をもらうことができたので一安心。

一安心だけど・・・代わりに、別の問題が持ちあがった。母の留守番だ。

通院のため、私は仕事の時間を変えてもらった。そのため午後から出かけなくちゃいけない。母は一人で3時間ほど留守番をすることになる。母は一人で放置されると高次脳機能障害が炸裂し、自分が歩けないことを忘れて
「ちょっとトイレに行ってみよう」
とか思うらしい。立ち上がろうとしては転倒する。だから、長時間一人にするのはとても危ないのだ。

・・・うーん、3時間か。
私は考えた。
車椅子だと立ち上がろうとするし、ベッドで座っていると落ちるかもしれない。仕方なく、横になって寝てもらうことにした。
「やったー!お昼寝大好きー!」
母は喜んでいる。

とはいえ横になった状態でも油断はできない。かつて右足だけでベッドから降りようとしたことがある。いろいろ工夫はしてみるが、念のため、猫のシシィに見張りを頼むことにした。

そして3時間後。
大急ぎで帰宅すると・・・
母とシシィは抱き合って眠っていた。
我が家は思ったより平和だった。

あたしがお母さんを守るにゃん

シシィは母の隣で寝るのが好きだ。母がベッドから脱出するには、眠るシシィを乗り越えていかなくちゃならない。それはとても難しいはずだ(シシィさんは猛烈に寝起きが悪いから)。眠る猫はベッド柵並に役に立つ。

あっ、もしかしてこれって、拘束ですか!?

コメント

  1. お母様の水疱はもしかしたら自己免疫疾患ではないでしょうか?
    大学病院とか大きな病院の皮膚科に早めに診てもらったほうがいいように思います。
    だださんのお仕事のやりくりが大変だと思いますが、後で後悔しないために。
    診てもらった結果、何でもなければそれでいいし、ね?🐱

    • ありがとうございます。
      水疱症という病気のことでしょうか。
      同じ指の間ばかりにでき多数の小水疱ができていることから、汗疱っぽいのですが、まだ大きな水疱が続いて膿むようなら次の診察のときに相談してみようと思います。