小さい頃から文章を書くことが好きだった。でも大人になってから少し怖いと思うことがある。
文章には人柄が出る。内容ではなく、巧拙ではもなく、それは文章の匂いのようなもの。形容詞が多かったり、漢字が多かったり、詩的だったり。たとえ内容が同じであったとしても、どの言葉を選んで文章をつくるかによって書き手の人柄がにじむものだ。オフ会などで実際にお会いすると「文章そのままの人がきた」と思うことがよくある。
私は友人や先輩から「わかりやすい人」だとよくいわれる。自分でも悲しいくらい単純な性格なのだ。底が浅いというべきか。複雑なことを考えないし、先のことも考えない。むしろ何も考えていない。ウソをつこうと思っても言いたくなったら全部いっちゃう。腹の中にためておくのが得意じゃない。きっと阿呆なのだと思う。けれど、読者の方から「だださんの文章は読みやすい」「分かりやすい」とおほめいただくことがあるのは、私が阿呆なおかげであると思う。
でも…だから、怖いんだ。どんなに綺麗なことを書こうとしても、取り繕おうとしても、どうせみんなバレてしまう。さらけだしてしまう。ネットは顔が見えないから大丈夫なんて思えない。愛想笑いではごまかせない。
(猫のひとがらは肉球ににじむのだ。)
文章には人間が出てしまう。
だからこそ。
私は綺麗な文章を書ける人間になりたいと思う。
コメント
どんなに取り繕っても、やっぱり書く人は透けて見えるのが文章だと思います。
だださんの文章は阿呆だから、ではなく、正直で、でも、ちゃんと伝えたい事、
書きたい事を把握して、それが出来る文章力を持っている(つちかってきた)からだとおもいますよ〜
って、伝え方が、超ヘタで語彙力皆無な私に褒められても、でしょうけど
あとまぁ、書く人と自分の感覚がどこかで共感出来るから、でもあると思います
感覚が遠い人の文章は、わかる、けど好きになれなかったり、共感は出来ない事も多い気がします
新しい出発、ブログも楽しみにしています♪
初コメントありがとうございます!
馬鹿正直と阿呆は紙一重で、私の場合いわなくてもいいことまで喋っちゃうタイプの阿呆です(笑)。
文章だと口で話すよりも一拍置くから少しはマシなのかも。
これからもよろしくお願いします!
ブログお引越しに当たっての拙い所感ですが、何かを求めて
歩んでいくことを忘れなければ、新しいスタートは何度
でも切れるんですね。
タイトルが「在宅介護」に変わったのは、だださんの読者に
なってからほどなくでしたから、
「猫とビターチョコレート」は、私にとっては新鮮ですよ。
文章は人柄を伝えてしまうって、ほんと怖い怖い。
でも、心配ご無用。
だださんんおお人柄は、よーく伝わってきています。
だから、読ませて頂いているんですよー。
「わかりやすさ」は決して「底が浅い」と同義ではなく、
飾らない率直さだと思います。
>言いたくなったら全部いっちゃう。
同病相憐れむかも。
年ですかねえ、以前に比べれば、私は少しばかりブレーキを
かけられるようになったつもりでいるのですが、果たして
人様にはどう見えているか?
知りたいような、知りたくないような(笑)
ありがとうございます。
私もブレーキかけられるようになりたいです…。
友人に、やっぱり全部しゃべっちゃう人がいて、私もきっとこうなんだろうなーと思って見ています。
でもその人と一緒にいるとすごく安心するんです、ウラがないから(笑)。
賢者にはなれないけれどせめて正直者であろうと思います。
>文章には人柄が出る
げ。
そうなん?
(ああ〜〜〜、全方位的に恥部を晒しているのか、ワタシ)
大丈夫大丈夫!
POTEさんの文章はどこへ出しても恥ずかしくないですから!
でも誤解されたり、ありもしない行間を読む人もたまにいますから、そう考えると怖いですよね。
お互い気を付けましょう!
だださん、お久しぶりです(^^)
ブログ、引っ越されていたのですね。
だださんの文章、私はとても好きですよ♡
私の文章なんかはヒドイもんですよ。
いつも結論の分からない文章書いてます。
考えていることをポツポツ書いているだけなんで。
きっと大半の方がツマラナイと思っていると思います。
まあ、自分のその時々の記録と思っています。
また、遊びに来ますね\(^o^)/
おお!ご無沙汰しております!
子猫さんたちもすっかり大きくなりましたね!
トマシーナさんの文章はとっても楽しいです。
でも
>自分のその時々の記録と思っています。
そのとおりですね。自分の気持ちの記録です。
なるべくなら未来の自分が読み返して楽しい文章を残せたらいいなーと思っています。
私もまた猫さんたちの写真を見にいきますね!