お菓子の家で甘い年末

「お菓子の家」は子供の頃からの憧れだった。童話『ヘンゼルとグレーテル』に出てくるようなお菓子の家を実際に食べることが夢だった。

夢を叶える力をもつことが大人である。

今では姪っ子たちが帰省した冬はお菓子の家をつくることが恒例行事になっている。クリスマスは終わっちゃったけど、まあ仕方がない。

今では専用のキットも売られているけれど、高いし、誰かが用意してくれたものなどつまらない。ポッキーとかチョコレートとかをくっつけて、てきとうに作ってみた。そしたら、最初の年は、お菓子の家というより
「3匹の子豚の家」
みたいになった。
次につくったときは
「イエスキリストがお生まれになった馬小屋」
みたいになった。
どちらにしろあばら家である。
３回目はちょっと小綺麗になったけど、やっぱり「倉庫」みたいだった。小さすぎた。

今年こそ、もっと立派な、ちゃんとしたお菓子の家を作るぞ。壁は森永のチョイスを使おう！ とか思っていたところ、
「お菓子の家ってクッキー焼くんだよね？梅たんクッキー焼くの好き♪」
無邪気な姪っ子が、なんか言い出した。
えええー、クッキー自分で焼くの？
めんどくせー！

・・・焼いたわよ。

設計図かいて！

型紙つくって！

型紙どおりにクッキー焼いて！

チョコレート溶かして冷蔵庫でくっつけたわよ！（姪っ子たちも手伝ってくれました）

梅ちゃん 「食パンみたい」

・・・こらっ！ 食パンて言わない！

汚くてもいいの。焦げててもいいの。あとで隠すから。

っていうか、隠してちょうだい。

生クリ―ムの雪を積み、子供たちがカラフルなチョコレートなトッピングしていく。

屋根にはマーブルチョコ。板チョコの残りでドアをつくり、ドアノブもマーブルチョコ。椿がチョコペンで一生懸命、窓を描いてくれた。梅ちゃんがドーナツの花を咲かせ、写ってないけど私はトッポを組み合わせて椅子もつくった。

よし、完成！
今までで一番時間がかかったし、今までで一番きれいにできた！

ここには誰が住んでるかな？と末っ子の龍ちゃんに聞いたら
「みんな！ みーんなで住むの！」
と言ってくれた。何年もかかって、ようやく人間が住める家ができたよ・・・。

食べるのは一瞬でした。現在、すでに壁１枚しか残っていません。おいしかったです。

お菓子の家をつくっている間、猫たちは台所に入るのを禁じられていました。シシィは梅ちゃんのぬいぐるみと一緒に寝て待っておりました。

…年末に関係のない記事でしたが。

今日が今年最後の更新となります。（明日は年賀状書きに忙殺される予定）

今年も一年、当ブログに遊びにきてくださって、皆様ありがとうございました。読んでくださる方がいらっしゃるからこそ、私は書きつづけることができます。本当にありがとうございました。

来年は・・・
実は、来月か再来月には。
ちょっと良いご報告が。
できる、はず！

あ、結婚ではありません。
今は予告のみ。
乞うご期待です。

ということで、来年もよろしくおねがいします！
皆様よいお年をお迎えください。