思いがけない再会

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母がデイサービスのバスで帰ってきたとき、職員さんが教えてくれた。
「今日ね、教え子さんと会ったんですよ! バイオリンの教え子さん!」
母はかつてバイオリン教師だったから教え子はたくさんいる。が、デイで教え子に会うとはどういうこと?
「ボランティアで演奏しに来てくださった方の中に、教え子さんがいらしたんです」
ああ、そういうことか! やっと納得がいった。
誰に会えたの?
「Gくん!」
母は勢いよく答えた。

自閉症のG君。以前、記事にしたことがある(2015年9/13『バイオリンの音が響いた』)。人に合わせることは難しいけど、バイオリンが大好きなG君。知的障害もある彼は、母が病気になったことが理解できないでレッスンに来てしまい、私と2人でオロオロしたという思い出がある。

G君の家族は音楽一家なので、施設でボランティア演奏をしてくれたらしい。

「だけどね、G君は弾いてくれなかったの。『今日は弾かない!』って。私の前で弾くのがイヤだったのかなあ。練習してないって怒られるから」

母はそれでも嬉しそうに話した。

「『私も頑張って練習してるから、次は一緒に弾こうね』ってG君に言っておいたよ。2人バイオリンで弾いてみせたら、びっくりするだろうなあ」

それいいな! 教え子と2人バイオリンのコラボ。いつか実現するといいなあ。

・・・本日の猫写真。すやすや眠るシシィさん。

最近忙しくてバタバタしてるもんで、猫たちがちょっとうらやましい。