私と母は8月の演奏会に向けて2人バイオリンの稽古に励んでいる。演奏会では4曲(正確には2楽章の曲を2つ)弾くことになっているのだが、ビバルディの曲ばかりだからどれも似通っている。曲には番号がついているのだけれど、記憶障害のある母にはちょっと覚えられないようだった。
そこで、曲の区別をつけるため、私は勝手にタイトルをつけることにした。
1)「シシィは悪い子」
シシィがうちに来たばかりの頃。やんちゃな子猫がものすごいスピードで走り回り、台風のように暴れまくる! 家族は戦々恐々だ!
2)「シシィに襲われるサンジの曲」
サンジがお気に入りのクッションをふみふみゴロゴロしていると、突如、シシィが飛びかかってきた!以来、いつ襲われるかドキドキして気が休まる暇がない可哀想なサンジの曲。
3)「シシィとサンジが2匹で追いかけっこして家中をボロボロにする曲」
仲良くなった2匹が追いかけっこしたり、かくれんぼうをしたり、畳をくいやぶったり、ダンボールをちぎったり、ぬいぐるみをバラバラにしたり、イタズラをしまくる曲。楽しげ。
4)「やっぱりシシィは悪い子、でも可愛い」
1才になったシシィ。相変わらず悪さをしては走り回っているけれど、ちょっとは 大人になってきた。サンジも私たちもだいぶ慣れてきたから、暴れているシシィを寛容な気持ちで見守っている曲。
「つまり、ぜんぶ『シシィが悪い子』ってことやね」
と母が言った。そのとおりです。ビバルディさんごめんなさい。だって小刻みなテンポが子猫の足音にぴったりなのですよ。
「あたしいい子だもん!」
とシシィ本人は申しておりますが…。
タイトルをつけることで曲の(勝手な)イメージがふくらみ、弾くのが楽しくなった。本番は8月下旬。あんまり早くは弾けないけど、せめて間違わないように、練習しなくっちゃね。
コメント
いつ?!いつ!?いつですか?!
8月の20日頃かな?子供の陰にかくれて弾きます(笑)
そっかー。職場のイベントがその辺であるので微妙(涙)
じゃあまたうちに聞きにきてください(笑)
すてきっ。でも、もったいなやー。
もったいないほど上手に弾けませんよ…