家にいっぱなし

今日はちょっと忙しかった。デイもない日で母はずっと家にいるのだけど、私は仕事に出なくちゃいけない。長時間ほったらかしてはおけないから、ヘルパーさんにも来てもらい、私は１時間半おきに帰宅して母をみていた。

仕事いって帰って母に昼ご飯食べさせて
仕事いって帰って母のトイレいって
仕事いって帰って母のおやつセットして
仕事いって帰って母をベッドに寝かせて
仕事いって帰って・・・あ、これで終わりだった！

私がいないあいだ、母は昼寝をして本を読んでサスペンスの再放送を見て過ごしていた。退屈しきっているに違いないから、夕方に最後の仕事を終わらせて帰ると
「ようし、ビバルディやるぞー！」
とバイオリンを持たせたけれど、母はなんだかぼーっとしていた。楽譜もかなり間違って読んでた。
・・・どうしたの、寝ぼけてるの？
「うん、ちょっとボーっとしちゃって」
そっかあ。今日はずっと退屈だったもんなあ。ぼんやりしちゃうよなあ。

もちろん、短い時間ながら帰宅するたびに会話はしていたし、ヘルパーさんとも楽しく喋っていたようだけど、今日は一度も出かけることなく「家にいっぱなし」だったのが悪かったのだろう。
・・・ごめんな、明日はお出かけしよう！

それでも何曲か弾くうちに意識がシャッキリしてきたらしい。
「子供たちに負けないぞー！」
と２人で言いながら弾きまくった。新しい曲にも挑戦した。１時間ほど弾いたところで先にネをあげたのは私のほうだった。なにしろ母はたっぷり休んでパワーが余ってるから
「私の右手、ちょっと強くなったみたい。もっともっと弾けるよ！」
なんていうのだ。うん、私は疲れたよ・・・。

本日の猫写真。
激しくとっくみあう２匹。

が、頑張れサンジっ・・・！

かと思ったら、2匹そろって三つ指ついて、

「ごはんちょうだい」のポーズ。
いや、
「ごはんくれなきゃ電話かけるぞ！」
と脅しているのかもしれない。