母はもう、家のお風呂に入ることができない。家のお風呂をバリアフリー・リフォームにはあまりにもお金がかかるので諦めたのだ。現在、母はデイサービスのお風呂にのみ入っている。
デイのお風呂は椅子に座ったまま入ることができる機械浴。便利だしいいと思うんだけど、たまには普通のお風呂に入ってもらおう。そう思って、雪の中、母を近所の温泉につれていった。
本当は大浴場がよかったのだけど、排便リズム的にちょっぴり不安があったので家族風呂にした。着いてまずトイレへ連れていったら、便器を眺めながら
「ここが家族風呂なの?狭いわねえ」
とボケたことを言っていた。どこに入る気だ、母。
更衣室から洗い場まで段差なし。浴用車イスを借りられたので楽ちんだ。しかも、私と妹、妹の娘の梅ちゃんの3人がかりの入浴介助。母は体重が60キロあるが、妹は力持ちだし、梅ちゃんも車椅子のお手伝いは慣れたもの。スムーズに入浴ができた。
母は湯の中でゆったりと横になった。雪はやみ、窓のむこうには青空が輝いている。
「きもちいいねえ」
そう言って、隣に寝そべる梅ちゃんと微笑みあう。
お風呂のあとは食事。
母は普段、半分ほどしか食べないのに、今日ばかりはほとんど完食した。本当に幸せだったんだろう。
・・・幸せだったのに!
帰宅してすぐ病院へ行くハメになりました。といっても皮膚科だけど。待合室に入りきれず、1時間も廊下で待つうちに、すっかり冷えてしまいました。やれやれ。
コメント
温泉良かったですね〜で締めようと思ったら、皮膚科直行だったんですか。
残念。
痒がってらしてたところでしょうか。
痛いのも辛いけど痒いのも大変。
お大事に。
ああ、皮膚科は痒みじゃなくて、水ぶくれなんです(笑)
傷口からバイキンが入って膿疱ができちゃって。。。
腫れ上がる前に抗生剤もらわなくちゃって大急ぎでした。
お疲れ様でした。
温泉大成功!!
の後の病院は、さぞかし疲れたことと思います。
でも温泉きっとお母様お喜びですよね。
おお、aiaiさん!
ありがとうございます。
最後の病院で台無しでしたよー
母ったら夜にはすっかり温泉のこと忘れてました(笑)