超弾丸!ほぼ日帰りバンコク旅行(2)暁の寺ワット・アルン

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市場から次の目的地へと向かおうとしたとき、トゥクトゥクのドライバーが声をかけてきた・・・が、ボッタクリだということは顔を見ただけでわかった。案の定、相場の5倍くらいふっかけてくる。
「ふっざけんな!」
交渉する時間がもったいないので、バイクタクシーをつかまえた。

バイクは想像以上に速かった。
通勤ラッシュもおかまいなしに猛スピードでぶっ飛ばしていくからだ。車と車のあいだの際どい隙間をすり抜け、裏路地を疾走し、直線に入ればジェットコースターみたいに駆け抜けた。2,3回振り落とされるかと思った。
でも爽快だった!

到着したのは、ワット・アルン。「暁の寺」だ。
陶器でできた白い塔が美しく、その名のとおり朝日にキラキラ輝いて・・・る姿が見たかったんだけど。

白い塔が美しいワット・アルン。国王様の写真が飾られています。

わりとどんより曇ってた。
まあ雨季だもんな。

早朝ということもあり、寺の周囲は猫だらけだった。みんな野良猫で、寺の僧侶たちがごはんをあげている。

「どうしてタイのお寺には猫が多いのですか?」
と、かつてワット・アルンのお坊さんに尋ねたことがある。彼は穏やかにこう教えてくれた。

「私たちの仏教では『自分のしたことはすべて自分に返ってくる』という考え方があります。誰かに優しくしてもらったら、別の誰かにお返ししなさい。そうすればいつかまた自分に返ってくる。仏様にいただいたものをすべての人に返していくのです。生き物を大切にし、猫にごはんをあげることも、徳を積む行いのひとつなのです」

いい意味での因果応報というわけだ。

・・・つづく。

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