一番危ないのは

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私のまわりは要介護な人たちばっかりなんだけど、
「このコロナ禍で、一番危ないのは、介護認定されていない人たちじゃないか」
ケアマネさんとそんな話をした。
要支援や要介護の人たちに変化があっても、ケアマネさんやヘルパーやデイサービスの職員や、いろんな人が見守ってるから、放ったらかしになることはない。

だが自立した生活を送っている高齢者なら。
一人暮らしの高齢者なら。
自粛で閉じこもってる間に認知症になったり、体を悪くしていても、誰にも気づいてもらえない。

介護保険は自己申告制。
「つかいます」
と申請するまでは放ったらかしにされるのだ。
多くの場合、家族が手続きをすすめるので、家族がいない人の場合、発見が遅れる。
「こんなになるまで一人で頑張ってたんですか!」
と驚くようなケースもある。

コロナ収束後、そういうケースがたくさん出てくるんじゃないだろうか。
まだまだしっかりしていると思われた人が「自粛」が解けたらすっかり別人になっているのを発見されるんじゃないだろうか。
ケアマネさんはそんなふうに恐れていた。

つやつやの肉球を見せびらかしながら眠る

「コロナ自粛のせいでフレイルになる高齢者」というニュース報道で、90才を越えたおじいちゃんが体の動きが悪くなったと語っていた。
「気持ちは二十歳そこそこなんですが、体がついてきません」
いやあ・・・それはコロナ関係なくない?
気持ちは二十歳って逆にすごいな。