炎暑の日々がつづいている。
もう信じられないくらい暑い。
アイスクリームがなければ生きていけないくらい暑い。
我が家は昼も夜もエアコンがフル稼働。
それはどこの家でも同じだろう・・・と、いうわけでもない。
訪問介護でいろんなお家をまわるが、半分以上のお家はエアコンをつけていない。
もちろん、私が掃除の仕事で伺うときは、換気のためにエアコンを消して窓を開けている、という場合もあるんだけど。
なぜ高齢者は冷房をつけないのか?
さまざまな理由があるので、私が見てきたお宅の理由を挙げてみよう。
・暑さを感じていない
暑さ寒さに鈍くなっている。まわりにどんなに言われても、自分の感覚では暑くないのだから冷房は断固拒否。
・冷房が嫌い
「私は冷え性だから、寒いのはダメ」
冷えることを恐れて極端に冷房を避ける。
自然の風か扇風機を信仰していることが多い。
・エアコンの使い方がわからない
リモコンのボタンがわからない。
認知症が原因であることはもちろん、単に目が見えなくなっている場合もある。
先週まで普通使えていたのに、急にわからなくなったり。
ボタンが3つしかないシンプルなリモコンでさえわからなくなったり。
寝室のエアコンは使えるのに、居間のは使えなかったり。
冬のまま「暖房」がついていることもよくある。
周りにはよく
「このエアコン、壊れてる」
という。
・エアコンの存在を忘れている
単純に思いつかない。
エアコンつけましょうか?と問うと
「・・・ああ、そんなんあったな」
と言われる。うちのオヤジもこれだ。
・ほんとに壊れている
30年以上前のエアコンを使いつづけてて、温風しか出てこないのに、壊れてることに気がついていなかったり。新しいエアコンに買い直したくても、自分では買い物に行けないから、そのまま放置していたり。
昼間は冷房を使っていても、夜になると消してしまうパターンも多い。
もちろん防犯のため窓は閉めているから、
「朝になると汗だくやー!」
そらそうやろ。死ぬで!!!
そんなお家におすすめしたい製品がこちら。
スマートリモコン。
これ便利。ほんま便利!
私は母の部屋にスマートリモコンをつけている。
これがあればスマホから母の部屋の気温を知ることができるので、たとえば仕事の休憩中に、遠隔操作でエアコンをつけたり、温度設定を変えることができる。
場合によっては本人の意思よりも命を優先させて、強制的にエアコンかけちゃうほうがいい場合もあると思う。
具体的な使い方は参考動画をどうぞ。
ただ・・・どんなに部屋を涼しくしたところで。
水分を摂らなければ同じこと。
たいてい
「夜に飲むとお便所が近くなるから」
といって飲んでくれません。
機械で水分補給はできないしなあ・・・
去年、訪問したら、体感50℃くらいありそうな室内で脳梗塞になってた方がいらっしゃいました。
ほんと気をつけて。
猫も暑さでヘバりちゅう。
コメント
私の義母は介護施設でお世話になっていますが、会いに行くと「ここは寒い家なのよ」と(笑)凄く快適な室温に管理されてるのに。認知症が進んでしまい、もはや一人暮らしは不可能。だださんのような働き者の優しいスタッフの皆さんに支えられ、日々感謝です。
旅の日記も楽しみに拝読してますよ~😃旅が出来ない今、読んでるとストレス解消になります。私まで疑似体験してる気分になるような(笑)だださんの書く文章が本当に心地好い😄
ありがとうございます。
うちの祖父もそうだったのですが、極端に寒がりになっちゃう方も多いですよね。
私もいつかそうなるのかなあ・・・。
地球の迷子、読んでくださってありがとうございます。
続編はなかなか進みませんが、ゆっくり書いていこうと思います。
こんばんは
私の母は、認知症初期(介護2)の時、クーラーの操作が難しくなり、私が外出する時は必ず設定してでかけてました。
10年前の今頃の猛暑日。
途中で、切れてしまいました。。すみません。続きを、、
クーラーかかってるに、マンションのベランダ全開にして
私が帰った時には、熱風の中汗だくでボーっと座ってました。
ろれつも回らずで、大急ぎで救急車で病院へ、
結果、軽い脳梗塞で2週間入院しました。
身体は大丈夫だったのですが、言語に後遺症が残り
それよりなにより!認知症が劇的に進行して別人の様に(要介護4)
になってしまいました。
家に帰って元の生活に戻ったら、快復するかと思いっていろいろやりましたが、
ダメでした😭そして、今に至るです。
熱中症もですが、脳梗塞もあります。ホント‼️皆さん気をつけて‼️
こんばんは!
せっかくクーラーをつけていても窓が全開だなんて!
これは防げないですね・・・。
認知症で窓を開けまくるタイプの方がいらっしゃいますから、そういうのもあったのでしょうか。
介護4で在宅ならだいぶ大変ですね。
お疲れが出ませんように。
我が家も脳卒中家系なので、私も気をつけます!