姪っ子たちと猫

スポンサーリンク

オーストラリアに住む姪っ子たちが帰国して1週間になる。

ヒーロー戦隊にアニメにアイドル、駄菓子にカップ麺に雪見だいふく。海外生まれの子供たちは日本のサブカルを満喫している。京都へ行ったり買い物したりもするけれど、11才の梅ちゃんいわく、
「お家でのんびりテレビが一番!」
なのだそうだ。
のんびり過ごす子どもたちの傍らには、ふと見ればいつでも猫がいる。

いつもそばにはサンジがいる

サンジは子供が大好きで、片時もはなれず一緒にいる。龍ちゃん(6才)が騒いでも平気な顔をしているし、昼寝はとくに女の子のひざの上と決めているようだ。

一方、シシィさんは・・・一定の距離を保っている感じ。

子供たちの声は聞こえるけど手の届かない場所を探して昼寝

「ねえ、ちょっと言いたいんだけど!」
あるときシシィはニャーニャーと訴えてきた。
「あの男の子、なんとかしてくれない? 急に動いたり大声をあげたり、そのたびにびっくりするの。あたし、がさつな人は苦手なのよ!」
・・・まあまあ、シシィさん。 龍ちゃんはまだ幼稚園児なんだから許してあげてよ。あんただって子猫の頃はそりゃもう台風みたいに暴れまわってたじゃないですか。和室の畳をダメにしたり、便器に2回もハマったり、階段から落ちたり、シシィさんだっていろいろやったでしょ。誰にでも子供の頃はあるのですよ。
「失礼ね、覚えてないわよ、そんなこと!」
シシィはぷんぷんと怒って母の部屋に寝にいってしまった。

そのくせ
「一人は寂しいじゃない!」
子供たちのいる部屋に戻ってきては、ちょっと手が届かない棚の上とかにのぼって、みんなを見下ろしている。椿のひざで眠るサンジをいつも羨ましそうに眺めている。本当はもっと遊びたいんだと思う。我が家の女王としてのプライドが邪魔をしているのかもしれない。お正月までには、もっと仲良くなれるかな?

タイトルとURLをコピーしました