第4回斎藤茂太賞受賞と、授賞式のご報告

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皆様。
私の書いた本、『おでかけは最高のリハビリ!要介護5の母とウィーンを旅する』が日本旅行作家協会様主催の「第4回斎藤茂太賞」をいただきました。ありがとうございます!

今回4回目となる「齋藤茂太賞」は、一般社団法人日本旅行作家協会(会長/下重暁子、会員数220人)が主催するもので、長年にわたり世界と日本の旅行文化の発展に貢献した当協会創立会長の故・斎藤茂太氏の功績をたたえ、その志を引き継ぐために創設したものです。今回は2018年に出版された紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品を対象として選出いたしました。

思い返せば5月末。
本を出版した雷鳥社さんから久しぶりにメールをいただいた。
「受賞がきまりました!」
・・・うーん、何のことだ?
ノミネートされていることも知らなかったから、青天の霹靂を通りこしてもうぜんぜん意味がわからない。しばらく経ってやっと言葉の意味は把握できたものの、どう反応すればいいものか、迷ってしまって
「とりあえず走ろう」
とジョギングなんか始めた。それくらい動揺していた。

それからいろいろ。
本当にいろいろあった。
友人たちが助けてくれなければ途方にくれていただろう。
詳しいことはまた書きます。

昨日(7/25)、東京の日本プレスセンタービルで授賞式が行われ、
・・・いただいてきました!

審査員の下重暁子さん、椎名誠さん、芦原伸さん、種村国夫さん・・・。そうそうたる方々に囲まれて頭まっしろけでした。とても現実とは思えなかったです。

こんなにも情けない私なのに、皆さんとても親切にしてくださいました。一生分、ほめていただいたし、一生分、写真を撮っていただきました。

懇親会ではお食事も出たのですが、椎名先生がテーブをルはさんだすぐ向かいにいらっしゃるのに喉を通るわけがないのですよ・・・もうずっとそこだけ草原の風が吹いてるみたいに素敵なんですよ・・・。学生時代からずっと大好きだった作家さんにほめていただけて倒れそうでした。

下重先生には懇親会でお隣の席でなんと数十分ものあいだ、さまざまなお話を聞かせてくださいました。この時間は私にとってかけがえのない人生の勉強になりました。すばらしい言葉をたくさんいただいたんです。
「自分に期待しなさい」
そう言われました。
「自信がないのはみんな同じ。でも期待していいの。いっぱい期待していいのよ。自分は世界にたった一人しかいないんだから!」
一生この言葉を胸に刻んで生きてこうと思いました。

ついでに・・・うちの母。
授賞式だけ出席させたのです。
母は、ドーンと座ってました。いつもと変わらずニコニコ笑顔で
「偉い人がいっぱいですごいねー!」
とか嬉しそうにしてました。もちろん、胸にはデイサービスで作ったフェルトのブローチをつけてね。

私のスピーチのあとで「お母様も一言」と突然マイクを向けられました。これがオヤジだったらきっと「あう」しか言えなかったでしょう。私でも「ううう」だったでしょう。ところが母は、まあ堂々としゃべるんですよ。「どこに障害があるのかと」言われるくらい普通に。うちの母は、ほんま無敵です。

書きたいことはたくさんたくさんあるのですが、今日はひとまずご報告まで。皆様ありがとうございました!

コメント

  1. 受賞おめでとうございます。
    お母様もスピーチ平気でいらしたの凄いです。聞きたかったぁー
    思えば叶うを実現された結果ついてきた沢山の事これからも応援しています。いつか楽器を持って会いに行けたらお母様と合奏を3人で出来たらって思っています。
    ゆっくり休めるといいですね

    • ありがとうございます。
      小物の私と違い、母はクソ度胸ありますね…。
      明日は私もゆっくりします!
      いつかお会いする日のために(!?)、お互いがんばって練習しましょうねー!

  2. おめでとうございます。誰もが知っている、素晴らしい作家の先生方とお話ししながらお食事なんて!本当に素敵!
    お二人のスピーチも聞きたかったです。どこかで読めるでしょうか。
    探してみます(^^)

    • ありがとうございます。
      読むはずだったスピーチ(笑)を載せてみました。
      本当にすごい人が目の前にいるなーとミーハー気分でしたのでお食事はできませんでした。
      美味しそうだったのに残念だったなあ。

  3. だださん、お母さま、本当におめでとうございます!
    お二人の(そしてご家族の)歩んで来られた先にこんな素敵な日が訪れるなんて、本当に嬉しいです。
    それもお二人のまっすぐな想いが多くの方に届いたからですね。

    だださんのブログを読むと、私もがんばろー、ちょっと深呼吸しよう、あー今日はこんないいことがあったなぁ…etc、そっと背中を押してもらったようなあったかい気持ちになります。
    これからも応援させてくださいね^ ^

    P.S.椎名さんの周りにはやっぱり草原の風が吹いているのですね。
    お馬さんもきっとたてがみを揺らしながら走っているのでしょう^ ^

    • ありがとうございます!
      喜んでいただけて嬉しいです。
      人生何が起こるかわかりません。
      一生懸命やってれば、思いがけないご褒美をもらえることもあるのだと知りました。
      しょうさんにもご褒美がたくさんやってきますように!

      椎名先生はほんとに素敵でした…空気感が違いました。

  4. しあわせのお裾分けをありがとうございました。
    そして、おいしいケーキをご一緒できて楽しい時間をありがとうございました。

    • こちらこそ、ありがとうございます!
      お会いできて本当に嬉しかったです。
      ただひとつ心残りはいっしょに写真撮るのを忘れたこと。
      あの店ダメだったから(笑)
      次回は是非!

  5. だださん、おめでとうございます。今までのだださんの人生に対するご褒美ですね。
    だださんとお母様のスピーチ、是非とも教えてください。きっと楽しくユーモアに
    溢れていたのではないかと想像します。
    これからもブログ、そして新しい本を待っています。

    • 母のスピーチ、というか一言コメントなんですが、何を言ってたっけなーと今、思い出し中です。
      母の言葉がつまったときも、司会の方がうまーくフォローしてくださって笑いをとっていました。
      新しい本…!
      えっと、出してくださるところがあれば(笑)

  6. だださん 受賞改めておめでとうございます!受賞の盾も素敵~!
    そして受賞式お疲れ様でした(^-^)

    だださんとお母様のスピーチ 私もその場で聞きたかったです~。その場でスピーチ出来ちゃうなんてさすがだださんのお母様ですね!
    たくさんの素敵な作家さん方に囲まれて、今はお疲れかと思うので、ゆっくりお待ちしてます(^-^)
    ご家族お三人での東京道中のお話も楽しみにしてます♪

    • ありがとうございます。
      盾、種村国夫先生のイラストが入ってて、想像以上に重かったです。
      母は度胸が座っているのかなんなのか、ちっとも緊張した感じはありませんでした。
      東京のバリアフリーホテルのことも書きたいし、オヤジがおもろいことも書きたいし、しばらく東京ネタが続きそうですので、お付き合いいただけると嬉しいです。