区分変更するべきか悩む

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しばらく前から悩んでいることがある。
「区分変更」だ。

介護保険の区分で、母は5年前からずっと最重度の「要介護5」に認定されているのだが、これはいくらなんでも実情にそぐわない気がする。要介護5といえばいわゆる寝たきりかそれに近い状態であり、ものすごく手がかかるということだ。うちの母はそこまでじゃない。

去年3月の更新ときは作話が真っ盛りで、毎日のように困ったウソを吐かれていた。たぶんそのせいで5をもらったのだと思うが、今はそれもかなり収まった。ここ半年くらいで母の高次脳機能障害はものすごく改善され、記憶力も戻り、パソコンが打てるまでになった。(頻尿とベッドから脱走しようとするのだけは変わらないけど)

・・・これで要介護5はもらいすぎ。
そう思ってしまうのだ。介護保険って国民みんなの保険料と血税をつかってるわけだから申し訳ない。
周囲には
「別にズルをしたわけじゃないんだから、いいんじゃないの?」
と言われる。介護度が下がると、介護報酬(事業所がもらえるお金)も下がるから、事業所的にはそのままがいいのだろう。でも…ズルしてないけどズルしてるみたいな気になるやん!

区分変更をして介護度を下げるメリットはあまりない。少しだけお金が楽になるかも、くらい。むしろデメリットのほうが大きい。区分変更をして介護度が下がったら、今と同じ生活がつづけられないかもしれないからだ。

介護度が下がれば、サービスを使える量も減ってしまう。週4回のデイサービス、ヘルパーさん、訪問看護、福祉用具、ショートステイ…どれも大事なものだ。だが、もしも要介護「5」から「3」まで下がっちゃって、デイに行く日を減らさなくちゃいけない、なんてことになったら私はたちまち働けなくなる。ショートが使えくなったら窒息する。一般的には要介護度が下がれば「介護が楽になった」ということなのだけど、介護者的にはそういうわけでもないのだ。
「介護度が下がった場合のシミュレーションをお願いします」
とケアマネさんに頼んでみた。
どうせ来年の春の更新では下がってしまうだろうから、時間の問題なのだけど。
どうしようかなあ・・・。

本日の猫写真。

ぐるぐる回る電動オモチャで遊ぶサンジ君。シシィ(3才)はすぐ飽きたのに、サンジおじちゃん(11才)は飽きないねえ…。