現在、母は3カ所のデイサービスを利用している。
月曜・Aデイケア:市外の老健に併設され、ショートステイあり
木曜・Bデイサービス:こぢんまりしたデイサービス
土曜・Cデイサービス:社協のデイサービス
月木土と週3回のデイサービス通いに、そこそこ満足していたのだけど・・・事情があって、金曜日もデイに行ってもらうことになった。
問題は、どこのデイに行くか、だ。母はお気に入りのBデイサービスを希望したが満員で断られた。AとCは
「週に2回も行きたくない」
という。
仕方がない。
また新しい事業所を探そう。
ケアマネさんに頼んで候補を絞ってもらい、今月に入ってから見学と体験をした。
Dデイサービス:理学療法士がいてリハビリさせてくれる。(しかし穴子丼でやらかした)
Eデイサービス:家から一番近い
母は両方とも気に入ったみたい。どちらを選ぶかは母次第だ。
それにしても、アレだな。デイサービス4カ所利用って多いよな。点数足りるのかな?
「要介護5だから大丈夫!」
ってケアマネさんは行ってるけどちょっと心配。
ここに記した以外に、見学だけ行ってあきらめた事業所もある。デイサービスといっても本当にいろいろだ。といっても、リハビリ型以外は設備もレクの内容もたいして変わらない。異なるのは全体的な雰囲気と、スタッフの質だ。
母に、今まで見ていた中でどこが一番好きか尋ねたら
「Bデイサービス!」
と迷わず答えた。
理由は
「うるさくないこと(カラオケがない)」
そして
「職員さんが優しいこと!」
だという。
母がいう「優しい職員さん」とは何か?
私が見たところでは、
・どんなに忙しくても笑顔で目線を合わせてくれる
・子供扱いしない(言葉遣いがていねい)
・母の意見をきいてくれる(聞き流さない)
このあたりだろう。
母をつれてデイサービスの見学に行くと、職員さんの多くが母ではなく「私に向かって」説明をする。母がうつむいているからだろうか。でも実際にデイに通うのは母なのだから、もっと母に向かって話しかけてほしいと思う。それを一番してくれたのがBデイサービスだった。とくに施設長さんの話し方は、高齢者だろうが若者だろうが、障害者だろうが健常者だろうが、まったく分け隔てがないのだった。
設備もレクも大事だけど、一番大事なのはスタッフだよね!
(もちろん、デイサービスを選ぶ基準は人によって違う)
(ねむねむシシィさん)
いろんなデイサービスめぐりをすることで、私自身もとても勉強になる。私は利用者の家族であると同時にデイの職員でもあるから、ここに行きたい、この人に任せたい、と言ってもらえるようになりたいと思う。
コメント
自分のこととして読みました。
私もデイサービスで働いています。
私が初任者研修取得のため通っていた通信の学校では、言葉遣いを徹底的に鍛えられました。
「年を取り、認知症などもあるとなおさら人は可愛らしくなっていく。可愛いと思うのは悪いことじゃない。けれど相手は子どもじゃない。一人の尊厳を持つ人で、その上自分よりはるかに年上。人生の大先輩だ」
なるほどと思いました。
そしてデイサービスで働くようになって、その教えの意味を痛感しました。
可愛いんです、高齢者の方って。一様に。
言葉遣い、毎日すごく気をつけています。
ものすっごく気をつけなければ、つい「可愛いものに接する態度」をとりそうになります。
考えてみれば数年前亡くなった祖母も、頼もしくも時に可愛い存在でした。
その感情のままに接することは、仕事として間違っていると理解しているので、なんとか自分を律することができています。
ですが、中には残念ながら利用者様をまるで子供扱いの職員もいます(というかほぼそんな感じ)。
うーん、慣れというか、馴れというか…
あらためて、利用者様とそのご家族の声を聞けて良かったです!
ありがとうございます。
そしてめちゃくちゃ長いですね…すみません(>人<;)
いえいえ、たくさんの想いを書いて頂いてありがとうございます!
>可愛いんです、高齢者の方って。一様に。
>言葉遣い、毎日すごく気をつけています。
>ものすっごく気をつけなければ、つい「可愛いものに接する態度」をとりそうになります。
わかります!
愛しくなっちゃうんですよね。
あと、耳の遠い方に伝わるように「大きな声でゆっくり」話そうとすると、そうなりません?
母曰く、
「可愛いって思われるのは嫌なことじゃない」
んだそうですが、なかなか難しいことだと思います。
だからこそ完全に分け隔てなく接しているB施設長さんはすごいなあと思います。
ちなみデイサービスの職員も利用者も全員女性なので、ほぼ「ご近所の奥さんの井戸端会議」状態です。
そして施設長は、誰に対しても一様に「平野レミ喋り」な『ボスママ』的存在です。
なんと姦しいことか(笑)。
利用者の皆さんは私達からすれば人生の師匠ですよね。
明日は敬老の日、お互いしっかりお仕事しながら敬いましょうー!
うちも婆さまが通っている地元のデイはユマニチュードが充実していて、嫌々介護してる(笑)家族としては正に「お勉強」させて頂いております。
婆さまの一番のお気に入りだった施設長くんは送迎時「POTE村婆さーん、会いたかったよー」で軽くハグ、送りの時も「POTE村婆さーん、また来てねー、待ってるからねー」でまたもやソフトハグ。
その人当たりの良さから出世して、今はあまり現場に来られなくなっちゃいましたが、他の職員さんも誠実で優しくてとにかくよく話しかけて相手して下さるそうです。
(繰り返される茶飲話から逃げ回ってる実子とその配偶者は大いに反省すべし 笑)
高齢者だし認知障害も顕著な利用者相手に常に優しく誠実であることは難しいと思います。癇癪起こして噛んだり唾棄したりする人もいるそうですから。
そういう実態を知っていたら、個々の前後の状況は様々ですが、間違っても「金払ってるんだからちゃんと面倒見てくれ」とは言えません。
可愛い利用者、可愛がられる職員、信頼できる施設、そして双方にとって良き家族でありたい…とは思っています。
施設長さんハグしてくれるんですか!
それは嬉しいでしょうねえ。
大事にしてもらってるって肌で感じられるから。
上に立つ人が良いと、全体の雰囲気が良くなりますよね。
うちの妹はよく癇癪を起こして叫ぶもんで効果があるだろうとは思うのですが、お互いの感情がぶつかりあう家族相手にはなかなか難しいですよ、ユマニチュード(笑)
介護者だって人間ですからねえ。
>可愛い利用者、可愛がられる職員、信頼できる施設、そして双方にとって良き家族でありたい…とは思っています。
私もそう思います。
でも実践はなかなか難しくて(笑)
施設さんに対しては、「コレ言った方がいいのか、言わないでおくべきか…」と悩んでしょっちゅう悶々としていますね。だいたい言えませんが。
お互い頑張りましょう。