またキレてしまった

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今日は金曜日。私が働き、両親がお留守番をしてくれる日だ。母はオヤジと何をして過ごしたのかな?と思いながら帰宅すると…。

母は、薄暗くなった部屋のベッドに寝ていた。目は覚めていたので
「どうしたの?なんで寝てるの?」
と訊くと
「猫になってるの」
という答え。隣にはちゃっかりシシィも寝ていて、二人で「猫ごっこ」しているらしい。なんだこれは。
・・・いつから寝てるの?
「ずーっと」
え?
「いつからかわかんないけど、今日はずーっと寝てるよ」
お出かけは?
「してないと思う」
ごはんは?ちゃんと食べた?
「わかんない」
受け答えがぼんやりしている。

オヤジは一人、リビングでくつろいでいた。
・・・お母さんいつから寝かせてるの?
「昼メシ食ってすぐ」
・・・トイレは?
「行ってない」
私はキレた。
「もう5時半やで? 何時間寝させてるん! 一人でぼんやりして過ごすとボケるって、あれほど何回も言ってるやろ! 今もう昼ごはん食べたかどうかも覚えてないやんか!」
「だって、かあさんが、眠たいっていうねんもん」
「あほかーーー!」

母は基本活発な人で、お出かけが大好き。でも家でじっとしているとすぐに頭にぼんやりと霞がかかってしまう。酷い時には妄想が出る。今日も、退屈すぎて霞がかかった状態だから眠たいって言ったんだろう。そんなこともう何十回もくりかえしてきたのに。「放ったらかしはダメ」ってあれだけ言ってたのに!

オヤジも働いてるから、疲れてるのは仕方がない。無理なら無理って言ってくれたらいい、ヘルパーさんに来てもらうから。そう言うと
「来週からはちゃんとするから! 頑張るから!」
とオヤジは言い張る。前回もそう言ってた。

今回はオムツが溢れていなかったのがせめてもの救いだけど、今度やらかしたら、オヤジに任せるのはもうあきらめようと思う。何かあってからでは遅いのだ。

オヤジが母を放置するのは、
「何をすれば良いか分からないから」
だと思う。2人でいても一緒にすることがない。趣味も、興味も、見るテレビもすべてが正反対で、昔から会話というものがほとんどない。オヤジはずーっと家にいない人だったから。いまさら一緒にいても話すこともないし、どう過ごせばいいのかわからない。だから母が「眠い」というとオヤジは「助かった」とばかりに放置して、自分は別の部屋で時代劇みてる。私が帰宅すると、そそくさと競輪に行く。

「あんまり怒らないであげて。あれでも一生懸命なんだから」
と母はいつもオヤジをかばうのだけど、この2人、なんで結婚したんだろう。夫婦ってわからない…。

私だって、怒りたくないのに。

コメント

  1. まあね~ お父様も、気持ちはあっても、どうやってよいのかわからないっていうのは、あるんでしょうね。
    頭に霞がかからないような、楽しい刺激的な時間を作り出すっていうのは、やっぱり、かなり大変なことですよ。
    私も、夫との時間がそういうものであって欲しいと思って、努力はしているけれども、なにせ、一人では何かを行うことができない(うちの夫はテレビを見ていることもできないの。集中力がないし、記憶力も持たないので、疲れるらしい)ので、何かをやろうとするとずっとそばについていてやらないと行けないけれども、何をするのか考えるのも結構大変で・・・
    妄想とかもバンバン出るしね。「帰ります。また来るね」って言われると、私と一緒にいるこの時、この場所の、居心地が悪いのだろうか?と思って、ちょっと落ち込みます。
    でも、トイレ介助とか、健康と快適性を維持するために必要なことはちゃんとやってもらわないと困るよね。
    そこは訪問ヘルパーさんを利用したほうが確実でしょうね。
    介護保険の点数は大丈夫なのかな?
    あとは、社会福祉協議会に、お母様の話し相手のボランティアを依頼することはできないでしょうか? http://sanda-shakyo.or.jp/area/volun_irai.html
    最近は傾聴ボランティアとかってあるでしょう?
    音楽好きの方とか、お母様と話が合いそうな方に、1時間だけでも来てもらうとかね。
    うちの夫は、第三者に接する時は、結構、頑張って、しゃきっとします。

    • 話し相手のボランティアさん、良いですね。
      ヘルパーさんは頼めることが限られていますし…
      私は本気で人に頼むことを考えてるんですけど、そのことを話すと、両親とも良い顔をしません。
      「せっかく二人でいられる日なのに」
      と考えているようです。
      じゃあ放置&昼寝じゃなくてちゃんと起きててくれよ!と今、説得中です。

      アワキビさんの旦那さんは妄想のお相手が大変なのですね…。
      >うちの夫は、第三者に接する時は、結構、頑張って、しゃきっとします。
      気が張るんですね。
      人に遭うことは大きな刺激になるのですね。
      家の中で何かをするということも大事なんですが、それ以前に、とかく体を起こして動いているだけでもマシだと思うんですよ。
      横になる時間が長くなると内臓も弱ってしまうし、夜も寝られなくなるし…。
      オヤジはどうも自分が昼寝大好きだから、母も寝かせてあげようと考えているみたいです。

  2. だださん、お疲れ様でした。ちょっと大変でしたね。
    だださんの心境がシシィの表情に現れていますね。

    私だって、怒りたくないのにってほんとそうなんですよ。
    じゃあ怒らせるようなことしないでよ!私だって好きで怒っているんじゃない。
    怒らなければならないほどことだと理解しているのかって、それともこれぐらいで怒る私が悪いのかって堂々巡りでほんと哀しくなるし疲れちゃうんですよね、他にやることあるのに(笑)。

    お母様に怒らないであげてってお父様を庇われると結構きついですよね、私だったら誰のために言ってるんだって思っちゃいます。
    まあ家族のとこはその家族にしかわからないものですが、今回はだださんの立場だったら誰だってキレてると思いますよ(笑)。
    体調を崩しやすくなる時期ですがどうぞご自愛下さい。そして猫たちを思う存分モフッて下さい。

    • ありがとうございます。
      実は昨夜、憂さ晴らしに猫たちをモフモフしすぎて湿疹がでています(笑)
      怒りたくて怒る人なんかいないんですけどねえ。
      疲れているとどうしても怒りっぽくなってしまいます。
      >お母様に怒らないであげてってお父様を庇われると結構きついですよね、私だったら誰のために言ってるんだって思っちゃいます。
      分かっていただけて嬉しいです。
      母自身も寝たきりの怖さを理解していませんから、私がどうして怒っているのか分からないようです。
      それでつい、
      「寝たきりになったら施設に入ることになるよ」
      と言ったら
      「それでもしょうがないねえ」
      ですってよ…。
      怒ってばかりでは伝わりませんから、根気強く説明するしかないのでしょうね。

  3. だださん

    お疲れ様です。

    何で トイレに連れていってあげないの?
    何で 寝かせきりにしてしまうの?
    何で 外に 連れ出して気分転換させてくれないの?
    何でなん?何で?何で?何でやの?

    思うよね。
    だださん 思うよね。
    父さん 思わんのよね。
    だださん 何でか分からんよね。
    父さん 何したら、どうしたらいいか
    分からんのよね。

    だださんは 何も悪くないよ。
    今日は そんなんやっただけやし。
    どんまい。

    てか、もう土曜日終わりかけやん‼

    • 優しいお言葉をありがとうございます。
      なんだか泣けてきます。
      いつも、ってわけじゃないんですけどね。
      オヤジも頑張ってはいる、はずなんですけどね。
      こんな調子ではどうも信用できないというか任せられないです。
      そんなに難しいことを頼んでいるつもりはないのですが…。
      いつか理解してもらえるのかなあ。

  4. だださん、毎日お疲れ様です。
    参考になるとよいのですが、私自身はアルバイトの人にお願いする時は、お互いに行き違いがないように、文章にするようにしています。

    お母様の場合は、
    ・午前中に○回、午後に○回トイレに行く。→行った時間を書く
    ・今日は○○をする。嫌と言われたら○○をする。
    ・昼寝は○時間以内。
    ・○○に行く。
    などでしょうか。

    臨機応変にイベント対応できないのでしたら、朝のうちに候補を決めてしまった方がお父様も助かるのでは?
    いつも一緒に暮らしているお父様だから分かるはずと思ってしまいがちですが、お父様には大苦手分野のようなので、中学生ボランティアにお願いするようにだださんが準備するしかないのかもしれません…
    それがだださんやお母様の負担になってしまうのなら、難しいですが…。

    • ありがとうございます。
      お留守番の日はいつも前夜に打ち合わせをし、お出かけはどこへ行くか、ご飯はどうするかなどを決めていました。
      そのうえで私は注意事項とやるべきことを箇条書きにして渡していました。
      マニュアル化して置いておこうと思ったのですが、母の目に触れさせたくないこともあるので、その都度メモ書きしてたんです。
      でも毎週となると互いに書くのも読むのも面倒になってしまって。
      そろそろ大丈夫かなと油断してたら、これでした。
      父も疲れていたのでしょうけどね…。
      次回はマニュアルを壁に貼りだし、時間割をつくって渡そうと思います!

      • そうですよね、だださんなら対応されていますよね。
        とはいえ、継続はなかなか難しいですね。

        ヘルパーさんに指示出ししてもらって、お父様のトレーニングもしてもらいたいですね!

        • >ヘルパーさんに指示出ししてもらって、お父様のトレーニングもしてもらいたいですね
          それいいなあ(笑)
          できるものなら、ベテランの強力なヘルパーさんに鍛えて頂きたいです!

  5. それはキレたくもなりますわ(苦笑)
    介護介助に於いて臨機応変、権利尊重は重要ですが、時間ごとにするべき排泄や体位変換をサボる口実にされてはねえ。
    「サボってなんかいない!」「だって寝ていたいって本人が言ったから」「だって自分じゃうまくできないから」「だってどうしたらいいか分からないから」って反論されてもねえ。
    「POTEちゃんは完璧主義だから」とも言われましたわ(笑)
    もう慣れっこになってしまいましたが、実子の人との温度差は愕然とさせられます。
    なんで気づかないんだろう、なんで放置で平気でいられるのか本当に不思議です。
    やるやる宣言だけは熱心で、結局「手伝うから」と言われて、実際汗だくで着替え介助してるのはワタシ一人で、横で、はあ〜とかへえ〜とか言われるだけですとね…
    「手伝わない」なら「手伝う」名目で一家で来て、うちで宴会するなって話になるわけです(大笑)
    施設生活もアリかと思いますが、実際に施設に入ったら「こんな筈じゃなかった」「こんなの聞いてない(言ってます)」「これなら家のほうがマシ」のオンパレードになりそうですね。
    結局、物事の認識、想像力が薄いというか、予測が苦手なのかもしれません。
    お疲れ様です。

    • POTEさん、毎日お疲れ様です。
      POTEさんのところもやっぱり放置とかされちゃうんですね…。
      体に関することだけは何がどうあっても怠ってくれては困るのですよ。
      どんなに手伝ってくれようという思いがあっても結果が伴わなければ意味がない。
      >「手伝わない」なら「手伝う」名目で一家で来て、うちで宴会するなって話になるわけです(大笑)
      酷っ!
      手伝ってるポーズというか口だけですやん!
      >結局、物事の認識、想像力が薄いというか、予測が苦手なのかもしれません。
      そうそう、そうなんですよね・・・。

  6. ヘルパーさん入れた方がいいのでは?だださんも安心して働けないでしょう。

    • 母自身が嫌がってるのですよー。
      夫婦2人の時間を大切にしたいそうです…。
      もう一度同じことがあったら誰かに入ってもらおうと思っています。