台風が襲来しておりますが、皆さんご無事でしょうか。
今日は朝から大雨で、仕事もないし用事もないし、選挙はとっくに済ませたし、
「一日ゆっくり過ごそうか」
母とゆっくり・・・
ゆっくり・・・
するつもりだったのに・・・
なんか、忙しいの。
ずっと、バタバタしてるの。
ずっと、ついて来るの。
こいつが!
シシィが、異常に私をつけまわすのだ。
家事をしてても。介護をしてても。トイレの中までついてくる。
しかも
「だっこ! だっこしてー!」
赤ちゃんみたいにせがんでくる。無視していたら勝手に膝やら肩やらに飛びのってきて、
「なでなでしてー!」
邪魔である。これじゃあ何もできやしない。
どうしたんだ、シシィ? いつもならお昼寝してる時間なのに。どうして今日は寝ないんだ?
「ニャニャン!」
・・・あ、もしかして。
台風が怖いのか。
外では風が荒れ狂い、大粒の雨が叩きつけるように降っている。ガタガタ、ザアザア、いろんな音が聞こえてくるから怖いのか。
「ミャウ!」
シシィは外界を知らない。雨も風も知らない。きっと得体の知れない音が怖いんだろう。
よーし。
シシィを抱っこして窓辺につれていく。窓を半分ほど開けると、風がごうごうと唸りながらカーテンをはためかせ、雨がびしゃびしゃと降りかかってきた。
「雨なんか、ただの水だよ。ちょっと騒がしいけど、ここらへんは川もないし崖もないし、大丈夫なんだよ」
シシィはびっくりして声も出ない様子だった。目を皿のように見開いて、強風に傾ぐ庭の木を見つめている。
ぬれちゃうからすぐに窓は閉めたけど、完全に逆効果だった。シシィは私をぎゅーっと抱きしめて、なかなか腕から下りてくれなかった。そのあとも…今この瞬間も、家族のそばを片時も離れない。怖がりシシィは、だいぶ邪魔だ。
(PCの上から強制的にどかされたシシィ。ちなみにTVは池上無双)
サンジはへっちゃらなんだけどなあ…。
台風、早くどっか行け!