【石畳について】
ウィーンには古い石畳がたくさん残っています。情緒ある凸凹の石畳は車椅子の天敵。
それでも、ウィーンの中心街の歩道は部分的に平らに舗装されていることが多く、平らな道をちゃんと選べばわりと大丈夫です。ただ、シュテファン大聖堂やモーツアルトハウスの周り、細い小道などは全て石畳なので、かなり厳しかったです…。小さいキャスターつきのリクライニング車椅子だったら身動きがとれなかったかもと思います。もちろん、新しく整備された道はとても快適で、ケルントナー通りなどはどれだけ歩いても平気でした。
【公衆トイレについて】
ウィーンはバリアフリーが進んでいますが、これだけは不便でした。トイレマップを手にめぐってみたのですが、簡単に使える公衆トイレはひとつも見つけられませんでした。いわゆる公衆トイレにはほぼ鍵がかかっているからです。誰が鍵をもっているのか、探し回ってもみつかりません。ユーロキーというシステムがあって、予め申し込んでおけば使えるということでしたが、結局、使えませんでした。観光施設のトイレも体のサイズに合わないためか使いづらいことが多かったです。
【薬について】
医師から処方された薬を持っていく場合、薬の名前と効能を一覧にして(英語かドイツ語で)持っていくと、いざというとき安心です。ウィーンではなかったですが、よその国では大量の薬を怪しまれて「これは何だ」と言われたことがありました。