ウィーン国際空港

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日本から到着したとき、ハンディのある人は「しばらく待ってて」と言われ、最後に降りることになります。他の乗客がみんないなくなった頃、空港の職員さんが機内用車椅子をもって迎えにきてくれます。一般の人は通路からタラップやバスをを使って移動するのですが、車椅子の場合は専用のリフト車が迎えにきてくれます。

リフトの中から

リフトの中から

時間はかかりますが混雑しないので楽ちんですし、ちょっとめずらしい景色を見ることもできますよ。ちなみに妹とリフト車のない空港に行ったときは力持ちの男性職員が肩にかついでタラップを降りてくれました。

運がよければ、リフト車を降りたところに自分の車椅子が待っていて、すぐに乗り換えることができます。が、なかなか車椅子が出てこないこともあるそうです。このあと荷物のピックアップや入国審査がありますが、ウィーンの空港では職員さんがそばについてずっと助けてくれました。介助者がいない場合、タクシー乗り場などまでアテンドしてもらえそうです。

ウィーンの職員さんはとても優しくて、大丈夫?大丈夫?と何度も声をかけれくれました。きっと私たちが疲れて死にそうな顔をしていたからでしょう。

空港では、到着ロビーのと出発待合のところと、2カ所の身障者用トイレを使いましたが、いろいろダイナミックすぎて困りました。便器にすわって立ち上がろうにも、手すりが遠くてぜんぜん届かず、2人介助が必要でした。

空港到着ロビー近くのトイレ

空港到着ロビー近くのトイレ

オーストリア航空のビジネスラウンジも利用しましたが、静けさを求められている雰囲気なので、声のでてしまう人、じっとしているのが難しい人には居づらいかもしれません。寝椅子はありましたが、ベッドはありませんでした。待合室のソファで短時間ですがそこで横になって休むことができました。