先日、インドのレーで洪水が起こり、大きな被害がでていることを知った。（ニュース記事）
レーにはつい最近、６月に訪れたばかりだ。
まだ２ヶ月も経っていない。

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レーは、夏場しか入れない町だ。
ヒマラヤの真っ只中にあるから、ちょっと寒くなればすぐに雪で閉ざされてしまう。
私が訪れた６月半ばでも、峠にはまだ雪がたくさん残っていた。
人力で雪かきしているところさえあった。
雪のないところでも道は車がすれ違えないほど狭く、もちろん未舗装でガタガタだ。
今にも岩が崩れてきそうな、おそろしい崖道ばかりだった。
その道が洪水でふさがれて
町は孤立しているとも聞いた。
（飛行機から見下ろすラダック地方）
（旧王宮からレーを見下ろす）
チベット人の多い町で
たくさんのチベット寺院があった。
おもしろい町だった。
人の優しい町だった。
観光化されてはいるけど、土産物の押し売りもなく
不思議なくらい穏やかな町だった。
チベット人は日本人と顔が似ているせいか親しみがもてる。
私は一日の半分くらいをツーリスト街から離れて
チベタンマーケットに入りこんだり
占い屋さんを眺めたり
小さなゴンパで夕焼けを眺めたりして過ごした。
天国のように穏やかな時間だった。
町の南には難民キャンプもあった。
病院、学校、バス停・・・流されたのはその辺りだという。

（町の南部のマーケット）
一緒にご飯を食べたサングルップ、
毎日通った食堂の兄ちゃん、
マーケットでずっと話し相手をしてくれたおばさん、
でかいマニ車のところで話しかけてきた学生さん。
みんな無事でいてほしい・・・。
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