介護の先輩からの言葉(3)悩んでいるあなたへ

先輩からの言葉

介護した事のない人からの言葉に
落ち込まないで下さい。
スマートな在宅介護などありません。
いつも優しくなくてもいいのです。
介護者にも 感情はあります。
泣いたり 怒ったりしても
いいんです。
愛情があればいいんです
(女性 50代 在宅介護中)

あなたも介護を受けている人もお互いが唯一無二の存在です。生きてください。
絶望があなたの身に降りかかっても、あなたはあなたしかいません。
息を吐いてください。
やれたこともやれなかったやれないこともあります。
私はそうでした。
そのことで周りからののしられました。
ののしった人は心がありませんでした。
お疲れ様。
あなたは間違いなく素晴らしい方です。

(男性 66歳 ワンオペW4年)

長いトンネルの中にいらっしゃる皆さん、いつかは抜けられる時が来ます。
でも、介護中も自分を生きてください。したいことはケアマネジャーに相談して実現してください。ご自分の家庭や家族のことも大切です。
応援しています。
(50代 女性 介護士と保育士の仕事をしながら自宅介護しました)

今思えば、クライマーズ・ハイのような、自分が苦しくてたまらない極限状況にいると、その認識が出来ないほど抱え込んで走ってしまう危険な状態でした。
(ゆりこ 女性 60代 3年3ヶ月前に介護卒業)

まあいいか、それがどうした、だからどうした、人それぞれ
予定通りに行かないのが介護(対高齢者)の当たり前
汚れても洗えば済むし、捨ててもいい
死ななければ放置もあり
守るべきは介護人の心身の健康
30通り試して一つうまくいけば大成功
絶望するのは早すぎる
期待しすぎず、諦めすぎず
敵は己自身のダークサイド
より良い関係のためなら、妄想虐待脳内暴言も時には必要
要介護者を無理に好きになろうとしない
要介護者を好きじゃなくても介護はできる
好きじゃない方が丁寧で冷静な介護ができる 場合もある
(女性 50代 在宅介護22年目)

完璧な介護は無理なので、省けるもの探しをする。少しでも長生きしてもらい、自分も楽な気持ちでいられるように、いろいろ考えました。究極的に自分が寝ているときに事故っても天命なんだと思うようにしました。
(父を89歳まで妹と2人で介護しました。30年間、辛かったのは最後の2年ぐらいでした。)

もう何年も前にテレビか新聞の特集で「究極は、生死に関わらないこと以外は、ある程度適当でOK!」と言っている介護者の方を目にして、それから悩むとその言葉を思い出して、適当OK!と自分に言っています。
(トラ・女性・40代・在宅見守り中)

しかめっ面をしながらて接していても、笑いながら接していても同じ時間が過ぎて行く
(女性・70代・主人の介護中(介護4)

なんとかなるんじゃないでしょか。人間が月に、宇宙に行く時代です。たくさんの人が介護で悩んでいるですから、その知恵を集めて、いろんな方法を探してと思いながら介護してました。

ほんとは、なんとかなるなんて無責任な言葉です。でも、なんとかならなくても、結果が望むようにならなくても、自分が本気で向かったことは自分に残ります。だから、自分に逃げ道を作りながらやっていれば、どんな結果でも大丈夫で、なんとかなるんじゃないかと私は思います。
(60代 10年介護の後、母を自宅で看取る)