弾丸・高知県

弾丸!高知県の旅(10) ウツボの唐揚げとラブレター

桂浜から全速力でとんぼ帰りしても、高知市内にもどってきた時にはもうとっぷり日が暮れていた。
観光するには暗すぎる。
高知城とか入れない。
だが、ひとつだけ見られる観光地があった。
高知市内の。
有名スポット。
観光名所。
はりまや橋!
はりまや橋
えっと、
うん、
あの、
・・・橋です。
以上。
よくわかんない。
この橋はむしろ「がっかり名所」としてのほうが有名らしい。
近くの商店街はだいぶひらきなおってる感じだった。
はりまや橋商店街
(「がっかり名所でごめんちや」)
正直にがっかりしたところで晩御飯にいこう。
晩でもやってる市場がある。
ひろめ市場
(ひろめ市場入口)
街のど真ん中に市場って・・・観光市場かな?
すぐそばまできてもひとけは少ない。
これははずしたかな?
と思いつつ、一歩入ったそのとたん。
あまりのにぎやかさと熱気とにびっくりした。
屋台がずらりと並ぶフードコート。
閑散とした通りからは想像もつかないくらい満員状態だ。
テーブルにはビールが置かれ、つまみが盛られ、気持ちよく酔っ払ったおじさんたちでにぎわっている。
夜のひろめ市場は飲み屋街だったのだ。
どうみても満員だったので、サラリーマンのおじさんたちに相席させてもらう。
まわりはみんなビールだが、私はひとりでジュースである。
・・・ある意味、はずしている。
まあいい。
旨ければいいのだ。
旨ければ!
鰹のタタキ
(明神水産という店の塩タタキ)
本日二度目の鰹のタタキ。
鰹はもちろん藁焼きだ。
藁の束を燃やし、高くあがった火柱で鰹をあぶる。
威勢がいい。
そして旨い!
タレではなく塩で。
にんにくが効く。
うますぎる。
ああ、ビール飲みたかった・・・(胃を壊して飲めなかった)。
そして「たっすいが」の意味を知りたかった・・・。
たっすいがは、いかん!
(「たっすいがは、いかん!」)
もうひとつおいしかったのが、これ。
ウツボの唐揚げ!
うつぼの唐揚げ
ウツボって初めて食べた!
なんともいえない不思議な食感!
噛みごこちがよくてクセになる!
鰹に負けてない!
私の中の「また食べたいリスト」に加えられる逸品でございました。
高知のひとって、こんなにおいしいものがいつでも食べられるんだな。
羨ましい。
ご飯を食べたら、あとはもう帰るだけ。
弾丸旅行もおしまいだ。
ああ、でも帰りたくないなあ・・・。
DSC_0069.jpg
(夜の高知市内)
足摺岬、竜串海岸、四万十川、大正町市場、桂浜。
たった1日でよく遊んだものだ。
濃厚な旅だった。
楽しかったなあ。
つらつら思い出しながら深夜バス乗り場へむかっていく。
と。
なんか落ちてる。
黄色い、なにかが、ひとけのない歩道のど真ん中に落ちている。
拾ってみる。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・ラブレターである。
ラブレター
(差出人は隠した)
『いちくん』という男の子に、名前は伏せるが、女の子が書いたラブレター。
黄色いリボンがかわいらしい。
これはどうしたものかと、手にとってしばらく眺めていた。
あなたならどうしますか?
1)開けて読む
2)警察に届ける
3)これをネタに○○ちゃんを強請る
開けて読みたい誘惑にかられる。
おまわりさんに届けるのはめんどくさい。
幼児を強請っても儲からないだろう。
そんなことやってるあいだにバスの時間は近づいてくる。
先生、どうすればいいのですかーーーー?
「置いちょき~」
偉人の像
(高知駅前の偉人像)
そのまま道端の踏まれないところに置いてきた。
いつか、いちくんの元へ渡るといいなあ。
あっという間のような
それでいてすごく長いような1日だった。
高速バスに乗ったらあっという間に眠りにおちて、
目が覚めたらまた夜明けを迎えていた。
夜明け
(次回はキャプテンの旅をお届けします)

弾丸!高知県の旅(10) ウツボの唐揚げとラブレター” に2件のコメントがあります

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    初めまして。
    私は事情でほぼ弾丸の旅行しかできません。そして、高知は今、行きたいところのトップです。
    はりまや橋はお写真で拝見する限り私のイメージ通り、でも、
    電飾がガッカリかな・・・。
    カツオのたたきおいしそうですね。
    是非、行ってみたいです。情報ありがとうございました。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >rainwomanさん
    初めまして!
    コメントありがとうございます。
    弾丸の旅も濃厚で楽しいですね。
    はりまや橋、昼間はもっとがっかりですよ(笑)。
    でもそのがっかりも行ってみなければわからない旅の醍醐味だと思います。
    カツオは期待をはずしませんのでオススメです!
    また遊びにきてくださいね。

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