インド

インドで騙された話(1)

インドは好きだけど、インド人はキライ。
そう言ったら、インド好きの子がこう反論した。
「デリーはインドじゃありません!
 デリーのインド人は本当のインド人じゃないんです!」
じゃあ何人なんだって話。
今日はそのインドじゃないデリーで
いい経験させられちゃった話を書こうと思う。
デリー
(頑張って積んでるなあ・・・)
私はレーという町に行きたかった。
インド最北部の町。
ヒマラヤの山間部にあり
冬は雪に閉ざされるから夏にしか入れない、という「期間限定」の町である。
ところがそこへ飛行機で行こうとするとバカみたいに高い。
ハイシーズンの高騰で片道2万円くらいする。
だからバスで行こうと思った。
だが、バスターミナルに到達できなかった。
ヴァラナシやコルカタは訪れたことがあるが、
首都デリーを自分の足で歩くのは初めてだ。
それは予想以上にに戦いの連続だった。
もちろん気をつけてはいた。
人口が多いということは
それだけ悪い人も多いってことだからだ。
会う人会う人、みんな同じ。
詐欺師!
嘘つき!
ボッタクリ!
詐欺師!
嘘つき!
ボッタクリ!
詐欺師!
嘘つき!
ボッタクリ!
 「まともな人間は一人もおらんのか?」
ここに比べたらカイロやイスタンブールなんて可愛いモノだ。
一番多いのが「ニセのDTTDC(政府の観光局)」に連れていかれ
ものすごく高いツアーを売りつけられる、というパターン。
人に尋ねても
リキシャに乗っても
宿のひとにタクシー呼んでもらっても
連れていかれる先が全部みごとに「ニセDTTDC」。
笑っちゃうくらいだった。
これでは旅が進まない。
私は自力でバスターミナルに行くことをあきらめ
わりあいまともな旅行会社を探してバスの手配を頼んだが
結局、めっちゃ騙された
delih2.jpg
騙された、というより
ぼったくられた、とかハメられた、と言ったほうがいい。
彼らはまずこう言った。
 「バスでレーに?
  直通バスは無理だな。
  まだ道が雪に閉ざされている」
これは本当だった。
レーから帰るときもまだ閉ざされてたから。
 「とりあえずヒマラヤ麓のシュリナガルまでバスで行き、
  そこからジープでレーに行ってはどうだろう?」
そういうルートがあることは、ネットで調べて知っていた。
彼らはシュリナガルまでのバスと2晩の宿(食事つき)を手配すると言った。
バスが数百円、宿代も千円くらいだったと思う。
これも妥当な値段だと思った。
 「どうせデリーに戻ってくるんだろう?
  大きな荷物は預かるよ」
アホみたいに大荷物を抱えていた私は言われたとおりにすることにした。
これが第2の失敗だ。
預けた荷物は人質となってしまったからだ。
バスの旅は大変だったけど
おもしろかったし友達もできた。
あれはあれでいい旅だったと思う。
2日がかりでシュリナガルに着いた。
   
・・・問題なのはここからだが、
長くなるので続きはまた明日。
 
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インドで騙された話(1)” に2件のコメントがあります

  1. SECRET: 0
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    やっぱりインドでは痛い目にあったんですね。
    う~ん なんであの国はそうなるんだろう…。
    私もホントは一人で行きたかったけど、仕事があるし時間取れず・・・結局現地ガイドと二人で旅しました。   だださん 頑張ったね~。
    レーは 私も行きたい場所だけど 今後の記事 楽しみにしてますね!

  2. SECRET: 0
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    >霧のまちさん
    やっぱりインドですね(笑)
    インドは4回目ですが初めてのデリー一人歩きで初めての被害でした。
    まあ、それがインドだからねー。
    ひっかかった私が阿呆なのです。
    レー、すごくよかったですよ。是非!

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