南アフリカ

白、黒、黄色

アフリカへ来て首のうしろだけ一皮むけた、だだでございます。
ヨハネスブルグで単独行動をすると強盗の餌食にされると聞き、
観光ツアーを申し込みました。
高級ホテルの高級なツアー。
高級な車に乗せられて
高級なガイドさんの説明を聞く。
なにしろ高級なガイドさんだから、やる気いっぱいだ。
南アフリカの現状を、政治を、アパルトヘイトのことを知ってもらおうと
詳しく、微に入り細に入り
猛烈なスピードでしゃべくりだした。
・・・もちろん英語で。
気がついたら、寝てた。
高校時代の数学の授業なみに寝てた。
私にはこのツアー、ちょっと高級すぎたらしい。
ツアー終了後、ひとりでご飯を食べにいきました。
高級ホテル街だけは安心して歩けるので。
そしたら隣あう2軒のレストランがありました。
似たような装飾で
似たようなメニューで
似たような値段で
似たような制服のウェイターが働いてます。
そっくりな店なのです。
ただし。
一方は白人の客ばかりで
一方は黒人の客ばかりでした。
高級ショッピングセンターの中の店なので
観光客もくれば地元民も遊びに来ます。
お客の肌の色が分かれていたのは単なる偶然です。
・・・ほんとに偶然、なのですが。
あなたなら、どちらに入りますか?
白人ばかりの店か
黒人ばかりの店か
どちらが安心して落ち着けるでしょうか。
そんなことを一瞬、考えました。
黄色人種ばかりのレストランがあれば絶対そっちに入るだろうなと。
人間を肌の色で分けてはいけない。
これは当然のことです。
でも、自分に似た人たちといっしょにいること、
群れることで安心感をおぼえることもまた、
自然の感情だと思います。
人間もまた動物なのですから。
身の安全のために、同じ種の動物と群れをつくりたいのです。
そして、その動物的な本能から離れられず
ほかの群れをおそれ、
自分と違う種を拒否することから
すべての差別がうまれるのではないでしょうか。
肌の色も文化も性別も身体的特徴も
「自分と違う」ひとを受け入れ仲間とすることが
人間の証なのかもしれません。
ちなみに私は黒人ばかりの店に入りました。
話は変わりますが。
日本との時差は7時間。
ヨハネスブルグはただいま夕方の6時半でございます。
・・・携帯にメールを下さった方、お金がかかりすぎるんで、またネットカフェを見つけたらお返事しますね。

白、黒、黄色” に3件のコメントがあります

  1. SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    南アの次はモザンビーク?ジンバブエ?ボツワナ?ナミビア?     今は午後6時過ぎ、そちらは11時過ぎですね。今日はどこ行ってんのかな?毎日見るの楽しみにしています。
    キャプテンの写真面白いわ!もっともっと撮って 「キャプテン漫遊記」 みたいなん作ろ!! 下にも気つけんとウン○踏んでまうよ~ って
    もう遅いか・・・明日くらい国境越えかな??     

  2. SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    そーかぁ 秘密かー・・・てっきり陸路だと思ってたから、接してる所に限らん訳やね。
    ん~でもジンバブエに行きたいって言うてたから、ジンバブエに1点!
    何かすんごい大きな石の遺跡があるんよね。
    南アより治安よくても (かなぁ?) 前後左右上下しっかり!!!

  3. SECRET: 0
    PASS: bd41bd935604097ee3b00fce68c55344
    本当ですね。目の当たりにしてしまうと・・・。
    正直、白人のお店に入ってしまうかなぁ・・・。
    て言いつつ、白人の中に入っても、緊張するけれど。
    南アフリカだったら私の偏見では、どっちも怖くて、ホテルで
    ご飯食べてるかもー・・・とか色々考えました。
    旅先からコメントお返事ありがとうございます☆
    次はどこへ行かれるのか??わくわくしてます。

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