イスラエル

旅行中の「壁ドン」体験(その1)

イスラエルはエルサレムでのごと。
エルサレム
(エルサレムの町)
泊まった宿が酷かった。
普通の部屋じゃなく、屋上に作りつけた「物置」みたいな部屋だった。
物置をベニヤ板で2部屋に区切ったみたいな。
隣室の音なんて筒抜けだ。
隣りのおっさんのオナラやゲップがバンバン聞こえてくる。
おっさんがトイレで小さい方をしてるのか大きい方なのかまで分かるくらいだ。
うるさくて仕方がない。
だがオナラやゲップやトイレの音はまだマシだった。
イタリア系だかフランス系だかのおっさんは、夜になると女の子を連れ込んだ。
うるさくて眠れやしない。
とはいえ夜だし、隣りはツインだし、一晩だけだからしゃーないって、思おうとしてた。
だが夜だけじゃなかった。
やっとのことでウトウトしてたら、突然、ガタガタとベッドが揺れて目が覚めた。
いやベッドだけじゃない。
部屋そのものが揺れている。
地震か!
と思って飛び起きた。
ら、隣室の女の子が
 「Oh,My god!」
とキモチよさそーに叫ぶのが聞こえた。
・・・地震じゃなかった。
安普請の物置だから、お隣さんが揺れると倉庫ごとガタガタ揺れちゃったのだ。
時計をみたら朝の3時半。
さすがに頭にきて、隣りとの仕切りのベニヤ板を
 ドン!!!!!!
蹴り飛ばした。
おっさんのわめき声とともに
 ドン!!!!
が返ってきた。
が、それ以降は静かになったので私は朝までゆっくり眠れた。
夜になると揺れるという「安宿あるある」。
これが私の壁ドン初体験です。