旅は、良いことばかりではない。
嫌なこともある。
辛いこと忘れたいこともいっぱいある。
忘れたいけど思い出してしまった出来事を
今日はあえて書いてみようと思う。
あれはエチオピアでのできごとだ。
アディスアベバから日帰り旅行に出かけた。
目指したのはデブラゼイトという所だ。
アディスアベバからバスで1時間ほどのところ。
乗り込んだローカルバスはワゴン車だった。
ボロくて小さくぎゅうぎゅうづめで、雨漏りがした。
バスは都会をぬけだし田舎を走った。
ちょうど雨あがりで道はぬかるみ
どろどろの道をガタガタと揺れながら走った。
それでも、窓の外にはみずみずしい田園風景が広がっている。
・・・わあ、きれいだな。
ホッとした気持ちで景色をながめていると。
前の席の人が、窓をあけた。
ボロ車の窓を必死でこじあけた。
その時点で気がつくべきだったのだ。
警戒するべきだったのだ。
前の席の彼女はバス酔いに苦しんでいたらしい。
窓から身を乗りだし
「う゛ええええ!」
と吐いた。
豪快に吐いた。
そのとき車体がガクンと揺れて
・・・べしゃあっ!
飛んできた。
何が、とか、聞かないで。
どこに、とか、聞かないで。
あまりの大惨事に私も吐きそうになっていたのだから。
「ばかやろう!」
私のツレが怒った。
「外国からきたお客さんに何をするんだ!」
隣席のツレは、どういうわけか私より汚れていた。
アフロな髪型がどろどろになっていた。
それを見てまた吐きそうになった。
酸っぱい臭いが車内にたちこめていた。
その臭いに誘発されて、惨事はそこここで繰りかえされたのであった。
バスで顔面にゲロとんできた事件は最悪な思い出ですが
このツレもかなり最悪な男でございました。
思い出すのも嫌だけど、思い出したら、またいつか書こうと思います。
気持ちが悪くなってきたので今日はこのへんで。
ナイフが飛んできたんじゃなくてよかったよ。
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— エチオピア —
忘れたいのに思い出してしまったこと…バスでとんできた嫌なモノ
2011年12月11日
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こう言うハナシ、よく聞きますね。
外国の人は 酔ったとき まぁ必ず窓の外に
向かいますね。
日本人なら 袋とか 手持ちの何かで処理しようとする。 だって外を通る人や 後ろの席や バスの車体に・・・ネ。
日本人はそこまで考える、うん。
だださんの 思い出したくない思い出。
解かる~~~!
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あああ、私も経験あります…
が、ぴしゃぴしゃっ、と言う程度で済みました。
しかし、顔から米粒、卵、ネギ…と確認しつつ汚物を振り払った時の情けなさときたら。
こういう風習(?)のある国って多いようですが、外を歩いてる人がかぶったりしないかと、心配になりますよね・・・・・。
それにしても、ベシャアッなんて勢いじゃなくて本当に良かった・・・。
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>霧のまちさん
袋っていう発想はなさそうでした。
車体が汚れて、バスの運転手さんともよく揉めたりしますよねー。
>ようめさん
やっぱり経験あるのですねー。
私が敢えて書かなかったことを書いてくれてありがとうございます(笑)
エチオピアだったのでとんできたのはほぼ消化されたインジェラでした。
固形物じゃなかっただけマシかなあ。