南の島の人たちは、とっても優しい人ばかり。
「エル・チャトへ行きたいんだけど」
って言うと、
そのへんの人たちがよってたかって乗り合いバスに乗せてくれた。
「あんた変わってるねー。
普通、ここはツアーで来るかタクシーを雇って行く所だよ?
なんで歩くの!?」
笑いながら、目的地までの道も教えてくれた。
「この道をまっすぐだから!
迷いようがないから!」
うん、たしかに真っ直ぐな一本道だ。
どこまでも。
どこまでも。
なんにもない。
だれもいない。
藪と。
空と。
赤い道。
鳥と。
花と。
私しかいない道。
一本道を歩くこと30分。
目的地まであと半分、ということろで、
・・・道が2つに分かれていた。
「聞いてないよ!」
思わず叫んだ。
「一本道とちゃうやん!」
表示も標識もなんにもない分かれ道。
もちろん、辺りには人っ子ひとり見当たらない。
腕組みしたまま、しばらく考えた。
右の道は登り坂で、藪へと続いている。
左の道は下り坂で、藪と続いている。
どちらが正しい道なのか?
わかるわけがない。
だけど進むしかない。
確率は2分の1。
50パーセントの確率で私は遭難する。
これは賭けだ!
・・・ワクワクしてきた。
続きは次回。
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— エクアドル —
道に迷うはずのないところで道に迷う
2011年10月31日
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うわぁ、究極の選択ですね~。
チョウと出るか ハンと出るか!
どこらへんまで行ったら 間違ってると分かるか…それ自体も賭けですね。
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うわ~~、これは悩むなあ~。。。
人通りがないんでしょ?怖いなあ~~これは!
僕もネパールで道が3つに分かれた時は
とりあえず道幅が広くタイヤの痕が多い方を
選びましたが。。。(笑)←正解だった!
二分の一かあ~~。。。
さて、いかに!
chempakaでした!
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>霧のまちさん
目的地まで残り30分ほど、という情報しかなかったので、
「30分歩いてみて着かなかったらハズレ」
っていう感じでした。
ハズレましたし…。
>Chempakaさん
人通りもないかわりに、痴漢もクマも出ないかなと(笑)
迷ったら大きい道を選ぶのは鉄則ですよね。
でもあのときは、両方まったく同じ幅で轍もなかったんですよねー・・・。