ガラパゴス諸島がどうして有名かっていうと
チャールズ・ダーウィンが『進化論』のヒントを得たところだからだ。
生物は、環境に応じて姿を変え、進化し、多くの種類にわかれていく。
その典型ともいえるのが小鳥たち。
フィンチと呼ばれるスズメくらいの小さな鳥だ。
もとは一つの種類だったのに
それぞれの島の環境にあわせて姿を変えていった。
木の実を食べるものは、ついばみやすいくちばしに
サボテンを食べるものは、ほじくりやすいくちばしに
別々に進化をして
別々の種類に分かれてしまった。
それらを総称して「ダーウィン・フィンチ」って呼ばれてる。
・・・らしい。
正直、よく知らない。
(仏頂面した鳥)
素人にはくちばしの違いなんてよく見えない。
詳しいことが知りたい人は、個人ではなくツアーで来て
プロのインストラクターに教えてもらうべきだろう。
ろくに望遠もついてないコンデジでは、
小さなフィンチを写真に撮ることすら難しい。
そのため私が撮れたのは、人間を怖がらずによってくる小鳥たちばかり。
まずは、マネシツグミから。
好奇心旺盛な鳥で、足元まで寄って来る。
歩くと、あとをついてくる。
しかもオシャベリな小鳥だ。
ほかの小鳥の鳴き真似をして、だまされて寄って来たやつを食べちゃうらしい。
モズみたいなやつだ。
騙されてきたやつ。
キイロムシクイかな?
こいつも可愛かった。
名前は調べたけど、忘れた。
アシカの隣りでエサとってた小鳥は
きっとシギの仲間だろう。
鳥は可愛いんだけど、なんかちょっと虚しかった。
日本へ帰れば
「小さきものはみなスズメ」
な人間が、ここぞとばかりに
「ダーウィンフィンチがどうのこうの」
と知ったかぶりしても意味がない。
進化の意味すらわかっていないのだから。
知識が欲しいと思った。
勉強が必要だと思った。
ガラパゴスは他の土地と違って、
私みたいな頭からっぽのバックパッカーが一人フラリと訪れて
「わあ、きれい」
だけで済ませるには、もったいない土地だ。
自然の教材。
天然の教科書。
せっかくのガラパゴスまで来たのに私は何をやってるんだろうと、ちょっと反省した。
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— エクアドル —
ガラパゴスの小鳥たち
2011年10月24日
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でもまぁ、前知識ないで実物まず見て興味もつってのもありますからねー。
世界は知らないことだらけ。あらゆることわからない。
わくわくします。
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わ~、よくこれだけ撮れましたね!
私、ガラパには2週間近くいたんですが、小鳥はナカナカ撮れなかったです。どれもこれも動きが速すぎて、ようやく一羽、撮れたか撮れないかくらいでした。だださん、すごい。
ガラパゴスにくると色んなことが知りたくなりますね。って、帰国しちゃうとそんな知識欲も喉元すぎてしまうんですが、私の場合・・・笑)
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>T美さん
本当にそう!
世界は知らないことだらけ、だからわくわくするんですよね。
前知識、iPod touchに入れていったけど壊れちゃってたのよ~。
>conejaさん
トリミングしまくりの拡大しまくりでこの写真ですよ。
フィンチは素早いから無理でしたね。
コンタクトを持っていなかったので肉眼では観察することもほとんどできなかったです。
でもガラパゴスって、自然や生物に興味のない人にはただシュノーケリングする島らしいですよ…。