プンタアレナスで泊まった『モンテカルロ』。
ガイドブックに載ってるなかでは一番安い、というだけで選んだ宿だ。
そのときは気づかなかったけど、『地球の歩き方』には
「椎名誠氏の著作に登場する宿で日本人の宿泊客も多い」
と紹介されていた。
帰国後、図書館から借りてきたところによると、この本であるらしい。
パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)。
この宿は、パタゴニア探検の拠点の宿として登場する。
『 我々の泊まるホテルはプンタアレナスの中心街からすこしはずれた所にあった。ホテル・モンテカルロ。
「隣りが売春宿になってるの、ヒヒヒ」 』
えっ・・・そうなん?
たしかバーかなんかだと思ってた。
『 ホテルといっても木造二階建ての、商人宿のようなところだった。階段をのぼると木の板がぎしぎしとなんだか苦しそうな音をたてた。 』
椎名誠氏がパタゴニアを初めて訪れたのは1980年代のこと。
28年くらい前だと思うけど
今でもやっぱり同じように
階段をのぼると木の板はぎしぎしと苦しそうな音をたてる。
床や手すりは磨かれて光っており
美しいといってもいいくらいだった。
部屋はこじんまりとして清潔だ。
フロントにはかなり年くったおばあちゃんが座ってた。
彼女はもしかしたら、この本が書かれた当時にもここで働いていたのかもしれない。
スタッフは全く英語が通じないけど親切にしてくれた。
なかなか居心地のいい宿でございました。
あ・・・日本人の宿泊客なんて、一人もいませんでしたけども。
ホテル・モンテカルロ(プンタアレナス/チリ)
朝食つき
WiFiあり。けっこうスムーズ
温シャワー共同
シングル:1万ペソ(約20ドル)
(2011年1月時点)
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少し古い映画に出てきそうなホテルですね。
お日様の光がさしていて、古いけど清潔で木の存在感があって
こういうところ、いいですね。
なんだかこの雰囲気知ってるなあと思ったら、
思い出しました。私の曾祖母の家に似てる。
明治生まれだったし、家のテイストはこんな洋風ではなかったですが、
(曾祖母は髪結いをしていました)
家の2階の一番奥の曾祖母の部屋に続く廊下が、こんな感じの木の板張りで
歩くとギシギシ鳴るけれど、いつ行ってもきれいに磨き上げられてて。
もうその家はないのですが、懐かしく思い出しました。
ところで最近だださんのブログを読んでいると
必ずある歌が頭の中を回って離れなくなります。
パタゴニアの田舎町~♪
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椎名さんの本は大好きで 大抵の旅には
文庫を持っていきますよ。
南米編もよみましたよ~。
あそこは 何年たって行っても変わらないヒトが
いると確か書いてあったなぁ。
雑貨店で買ったもので 息子のチャンピオンベルトを
作るんですよね~。
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>みわさん
たしかにパタゴニアの田舎町そのものですねウシュアイアは。
田舎町ながら南極観光の基地でしたが・・・。
お曾祖母さまのお家、なんだか目に浮かぶようでした。
古い木の床って呼吸してる感じがいいんですよね。
>霧のまちさん
実は私は旅行記は、あえて読まないことにしているので、この本もまだ読み始めたばかりなんです。
奥さんの心の病気を心配しながらの旅だったようですね。
何年たっても変わらないヒト…ってどういうことなんでしょう。
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何年たっても変わらない人・・・すみません 急いで書いたもので。 その辺りの町は人の出入りがごくマレなので 何年かたって また訪問しても 以前のまま 同じヒトに出会えるってことです。 商店なども 変わらずにあると 確か椎名さんが書いていました。
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>霧のまちさん
ああ~そういうことでしたか。
年とらないヒトがいるのかと、オカルトな発想をしてしまいました。
出入りのない…閉鎖的な田舎ということでしょうか。