南米は思ったより治安がよかったが
悪い人がいないってワケじゃない。
旅の初日。
チリの空港に到着したばかりの時のこと。
まずはお金をおろそうと、ATMを探していると
「こっちだよ。ついておいで」
親切な人が声をかけてくれた。
空港職員らしく首からIDカードをぶらさげている。
「お金をおろしたら、市内行きのバス乗り場を教えてあげよう」
それはありがたい。
南米でよく乗ったLAN航空
「はい、ここだよ」
私はATMの画面(スペイン語表示)と向きあった。
そして考えた。
1ドル=だいたい500ペソ。
3万円分おろしたいんだけど、えーっと、ペソではいくらになるのかな?
計算の苦手な私はちょっとの間、考えていた。
すると横からサッと手が伸びて
「これくらいは必用だろう」
男が勝手にボタンを押し、金額設定をして出金した。
出てきた札束を掴みながら、慌てた。
・・・これ、いくらなの?
画面の表示はやたら「0」が多くてとっさに読み取れなかったし、
お札の数は膨大だった。
マゴついてる間に、男は私を車へと誘導した。
「市内まで行くんだろ?
これがシャトルバス。
俺、実は運転手なんだ」
料金を聞くと
「20ドル」
それは何ペソになるの?
「今おろしたお金ぜんぶ」
おおおい、冗談じゃない!
飛行機で着いたばかりの外国人はチリの通貨(ペソ)に慣れていない。
金銭感覚がわからないのである。
そこを突いて大金を騙し取る・・・ボッたくるつもりだったんだろう。
まあ、よくある手口だし、
ここまで強引だとさすがに気づく。
サヨナラを言ってさっさと別れた。
ちなみに男が勝手に引き出した金額は20ドルどころか600ドル相当、
本物のシャトルバスはたったの1400ペソ(約3ドル)でした。
誰にでもホイホイついて行く呑気なだださんに
お叱りの1クリックお願いします。
↓
にほんブログ村
— チリ —
空港のペテン師
2011年5月9日
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
[絵文字:v-390]なかなか大胆かつ、狡猾な詐欺師ですね。。
現地の物価もつかめない、または旅慣れない人だったらそのまま払ってしまいそうですね。
職員を装っていることもあるなんて、油断大敵ですね
なごやん世界探訪->http://utorillo.blog96.fc2.com/
SECRET: 0
PASS: 10e0f108dc7596311c3513de3990925b
だださんも無事に南米からお帰りですね。
空港の危ない詐欺師にもひっかからず、えらい!
大体悪いやつは空港に一番多いんですよね。
若い頃は空港からのタクシーで何度もぼったくられましたっけ。
SECRET: 0
PASS: 5a21e433062ebbd8c1fe73607e2cb7c2
これ、よくとっさに気づいてサヨナラできましたねー。
私だったら払っちゃってからあとで地団駄踏みそう(笑)
あふれんばかりの笑顔で流れるようにまくしたてられたら
「そっかー、いい人だー」と思っちゃいそうです。
だださん、えらい!
ちなみに普通にWeb上から文字入力はできないので
(昨日の名前みたいになっちゃう)
今日は一度テキストに書いてからコピペしてまーす。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>なごやんさん
空港の職員を装った悪いヤツ、けっこういるんです。
IDカードなんかアテにならない。
わかってはいても、断るタイミングがなくて、どんどん乗せられちゃうんですよね。
>luntaさん
いや、これだけ強引ならさすがに気づくでしょう(笑)
どこの国でもボッタクリタクシーが一番多いのは、空港と観光地前ですね。
しかし今回のは額がデカかった。
それだけナメられてるってことかなー。
>みわさん
初海外の人は引っかかってましたけど、そうでなければ大丈夫だと思います。
あんまり上手な手口じゃないから。
パソコン直るといいですね。