東京も都知事選があったようだが
この日曜日、ペルーでは大統領選挙がおこなわれる。
国民たちが直接、大統領を選ぶのだ。
当然ながら選挙運動がうるさい。
日本の選挙カーの比じゃない。
町の小さな食堂でお昼ご飯を食べていたら
トランペットやら太鼓やらを担いだ楽団が入ってきて「清き１票を！」カードを配ってまわる。
狭苦しい食堂で耳元でトランペットである。
耳がわんわんする。
選挙活動には家族ぐるみで参加するから
選挙権なんかぜんぜん無い幼稚園児までが旗をふっている。
田舎家の外壁には例外なく支持者の名前やマークがペンキでべっとりと塗られていて
この家は何々さん支持、隣の家は何々さん、と
ひとめでわかるようになっている。
だから村を歩けばそこいらじゅう候補者の名前だらけなのである。
候補者の中にはフジモリ元大統領の娘・ケイコ氏もいて
ひとつの集落が見渡すかぎり
　「KEIKO KEIKO KEIKO KEIKO KEIKO」
うるさいくらいKEIKO色に染まっていた。
ケイコの名をもつ友達の顔が次々に浮かんできてちょっと笑えた。
ちなみに選挙は国民の義務。
権利ではなく義務。
投票しなかったら罰金が200ソル、２度目だったら500ソル。
ランチ１食３～５ソルの世界だから、罰金はかなり高い。
日本もこれくらいやればいいのに。
とはいえ私たちは外国人だしただの観光客だし
「うるさいな」ってだけの話だったのだが。
昨夜になって、めっちゃ迷惑なことが発覚した。
なんと金曜の夜から日曜の夜まで、レストランではアルコールの販売が禁止されるのである。
・・・ビールが飲めないねん！
しかも日曜で終わるのかといえばそうじゃなく
大接戦が予想されるため、
上位２名により決戦投票がおこなわれるらしい。
ああ、早く終わってくれ選挙・・・。

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今夜また夜行バスに乗ります。
風邪と高山病とバス酔いと下痢と胃炎と闘うぞー！
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