ブダペストに到着したとき
まず第一にすることは「荷物を送ること」だった。
私はお土産を買うのがわりと好きで
荷物が増えてくると船便で日本へ郵送していた。
エジプトあたりでは簡単なことだった。
ところがヨーロッパの田舎ではなかなかうまくいかない。
まず、小包用の箱が売ってない。
自分で用意するように言われ、仕方なく
食料品店のおかみさんに頼んでダンボールを分けてもらった。
箱を用意すると、今度は
「ここでは、国内宛しか扱っていない」
と言われる。
「町の中央郵便局に行ってちょうだい」
中央郵便局に行くと
「隣町へ行ってちょうだい」
隣町へ行くと
「集荷はもう終わっちゃったの。
来週また来てくれる?」
週一しか扱っていない。
土産のいっぱい詰ったダンボール箱を抱えてさまようこと2週間!
ハンガリーのブダペストにたどり着いた。
(ブダペスト駅)
なんといっても、ここは首都!
都会!
大都会!
ハンガリーで一番大きな郵便局である。
国際郵便を扱っていないワケがない。
案の定、すんなり受け入れてもらえた。
日本まで船便でお願いしまーす。
「えーと、エアメールだよね?」
いえ、船便で。
「エア?」
船!
「エアプレーン?」
ノー!
「エア?エア?ぶーん?(手で飛行機がとぶジェスチャー)」
ノー!
ボート!
シップ!
「・・・エア?」
話が通じない。
ではなく、英語が通じない。
そのへんにいた人に通訳してもらって、ようやく支払いまで進んだ。
・・・すげえ高い。
おばちゃん、これ航空便の値段やん!
ぜえ、ぜえ、ぜえ。
(ブダ城のポスト)
こんなにまで苦労して送った荷物。
帰国して判明したことだが、
使わなくなったので日本に返送したトイデジが1つ、ちゃっかりなくなっていた。
アフリカでも中東でも抜かれたことがなかったのに。
やるな、ハンガリー。
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— ハンガリー —
旅先から小包を送る
2010年11月24日
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日本でも航空便の方を勧められますから、
向こうも船のはずない!って思いこんでたの
かもですね。
因みにいくら位なんでしょう??そして、船はどの位
で着きますか?届かなかったらいやなので、ついつい
何でも自力で持ち帰って重いんです・・。
そして、中身が盗まれるってあるんですね。日本でも金目の
ものは盗られる事があるから、いやですよね。
ヨーロッパの郵便局はどこもホルンがシンボルですね。
昔ホルンを吹いて郵便物が来たのを知らせたと
いう話をどこかで聞きました。
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>もんこさん
うーん、いくらだったかなあ。
凄く高かったことしか覚えてません。
ヨーロッパは物価高いですほんとに・・・。
今まであちこちから送っていますが中を抜かれたのは初めてでした。