アディスアベバはエチオピアの首都だ。
インパクトの強い町だった。
以下は、アディスで最初に驚いたこと３つ。
・　乞食が多い
ハンパなく多い。
インドより多い。
京都の鴨川では、カップルがどこまでも等間隔でならんでいるが
アディスのマルカートでは、乞食がどこまでも等間隔でならんでいる。
しかも鴨川よりかなり密集している。
・　あくまでも手作業
工事が多い。
ものすごく多い。
なのに機械を使わない。
そこらじゅうでビルを建てたり道路を敷き直したりしているのに
ブルドーザーとか無いの。
クレーンも無いの。
ショベルカーも。
ドリルさえ。
どこにもなんにも見当らないの！
トラックは、たまに。
ロバも、たまに。
田舎のほうならともかく
一国の首都にしてこれだけの大都市で
重機らしきものを１台も見かけないなんて！

一体どうなってんのかと覗いたら
木を組み上げた足場の上で
おじさんたちが一生懸命、ツルハシをふるってた。
スコップ。
ハンマー。
カナヅチ。
ロープ。
あくまでも、手作業。
作業員はやけに陽気で、歌なんか歌って
昼ごはんどきには集まってお弁当を広げてた。
・　インターネットが遅い
ネットカフェで知り合ったおじさんが自慢した。
　「ここ、回線速度がすごく速いよね！」
えっ？
今なんて？
　「この国いちばんのネットカフェだよ。
　　ブロードバンドって素晴らしい！
　　Tokyoとどちらが早い？」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・
56Kbpsとか64kbpsとか、だいぶ懐かしい感じの回線を
どうやって光ファイバーと比べたらいいんだろう。
物乞いは多いし工事は手作業、
ネットなんてＰＣを叩き壊したくなるほど遅い。
だけどアディスアベバは
優しくて楽しい人たちが住み
ジャカランタの花が咲き誇る、美しい町でした。
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