ブルガリアは難しい。
本当に難しい。
何がって、地名が。
今日いってきた町なんて
「コプリフシティツァ」
言えますか?
ネットで調べて列車にのり
駅を出たら
緑の森のどまんなかだった。
バスにのりそびれて町まで歩いた。
それはもう、すばらしいハイキングだった。
鳥のさえずり
小川のせせらぎ
香りあふれる花たち。
なんて美しいところだろうか。
だがカメラを構えることはできなかった。
それどころではなかった。
だって
だって
だって
私ったら
もしかして
・・・遭難しているのでは?
だいぶ不安になるくらい深い山の中だったのだ。
みわたすかぎり木しかなく
町までの道標には
「8」
って書いてある。
8・・・キロだろうか。マイルだろうか。
8マイルって何キロなんだろうか。
えええい。
歩いてまえ!
アフリカで迷ってもちゃんと帰ってこれたのだから
ブルガリアで帰れないことはない。
そう思ってずんずん歩いた。
これが中東だったら
トルコやシリアやヨルダンだったら
ヒッチハイクの手を挙げるまでもなく
通りすがりの車がすぐに
「どこ行くの?」
って乗せてくれたに違いないのだけれど
ブルガリアはさすがヨーロッパである。
白人の国である。
白人はクールなのだと思い知った。
・・・ブルガリアで遭難って、アリだろうか。
歩きだしてから1時間。
歩いても歩いても
町は見えない。
それでもあきらめず希望をもってに歩きつづけた。
次のカーブを曲がればきっと町が見える。
次の坂を登りきればきっと町が見える。
次こそ。
次こそ。
・・・次のカーブを曲がったら、あきらめてヒッチハイクしよう。
そう思っていたら、家が見えた。
家だ!
人家だ!
人家っていいね!
人間のにおいがする!
廃屋だったけどな!
残念な廃屋から一山こえたとき
ピクニックにきてる家族連れがいた。
おじさんが私に気づいて
「乗りなさい」
とわざわざ車を出してくれた。
ブルガリア人もやっぱり優しかった。
車に乗ってみたら、もう町はすぐそこで
「8」のうち「7.5」くらいの道のりを歩いてきたのだということがわかった。
ちゃんとバスに乗るか
初めからヒッチハイクすれば
べつにどうってことのない距離だったんだけどな。
さすが、私。
要領悪いことに関しては自信があるんだ。
写真は、やっとたどり着いたコプリフにて。
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— ブルガリア —
ブルガリアの山奥で
2010年5月6日
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よ、良かったー!!!無事ついて。
ブルガリア素敵。
ヨーグルトおいしいですか?
あぁぁ、ヨーロッパ。なんだかうずうずして来ました。
うらやましいー。
建物の装飾が、世界名作劇場みたいーしか感想がでない。
私も秋のスペインに向けて、準備します!
スペイン~ポルトガルへ抜けて帰るプランです。
なんとか、親を説得しなきゃと思ってます。
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>もんこさん
はーい無事に着いてますよ。
慣れない雰囲気に呑まれ気味ですが。
ヨーグルトもチーズもいっぱい種類があって
おいしいのも臭いのもいろいろです。
スペインポルトガルもいいですね!
ご飯がおいしそう。
頑張ってください。