オヤジを見舞う

入院中のオヤジの見舞いにいった。
どうせすぐに退院なのだが、母が
「おとうさん、私が行かないと寂しくて泣いちゃうかもしれないから」
って言うので連れていった。
病院まで車で40分のところが渋滞して1時間ほどかかった。

オヤジは泣いてなかったし、わりと元気だった。ただ、やっぱりテレビに釘付けだった。チラリと母に目をやった以外、話しかけても返事をするときもずーっとテレビから目を離さない。CMが流れているだけのテレビに吸い付けられているようだ。

本も持っていったし、脳トレの雑誌もお見舞いに頂いているが、まったく触れた様子がない。ただただテレビに貼り付いている。入院中も家もたいして変わらないと思った。かえって病院にいるほうが、看護師さんやお見舞いの人が話しかけてくれるから、まだしも活発に過ごしている気がする。それにガミガミ言う私がいないし労ってもらえるし、オヤジとしても病院のほうが居心地がいいのではないだろうか?

だが双方にとって残念なことに、明日には退院が決まっている。
「2週間は安静にするように」
と医者から言われている。2週間ですめばいいが、このままだとオヤジは何年でもテレビに貼り付いて過ごしそうだ。生活不活発病とテレビ中毒は悪化するだろう。想像するだけでゲンナリする。・・・せめてお粗相がなくなればいいんだけど。

元捨て猫のサンジは、父の不在を「あの人、とうとう捨てられはったんやな」と思っているかもしれない

「明日はおとうさんが帰ってくるからね、ちゃんと玄関にお出迎えにいって『おかえりー!』って言ってあげるのよ、わかった?」
・・・母がサンジを仕込んでいました。

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日記
猫とビターチョコレート

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