世界をつくる人たち

今日、うちのオヤジが、43年間つとめあげた職場を退職した。サラリーマン向きとはいえない短気者のオヤジが、愚痴をこぼしながらも会社に通い、私たち家族を養ってくれた。定年後もアルバイトとして今日の今日まで働き続けた。

正直、最後のほうは体がついていかず、ろくな仕事もできない状態だったと思う。よくクビにせずに置いて頂けたものだ。会社の人たちがそれはそれはよくしてくださったようで、オヤジの会話にはよく「同じ部署の人たち」「会社の女の子」「売店の人」などなどが登場した。ゴミ溜めのような机を片付けてもらったとか、居眠りしていると起こしてもらったとか…ほんとに何をやらせてるんだ、オヤジは!

手のかかる子供のようなオヤジをお世話してくださった会社の方々、今まで申し訳ありませんでした。そして、本当にありがとうとうございました。
「会社の人に怒られるから」
と言って、近頃はちゃんと下着を替えてくれるようになりました。でも退職したら・・・元の木阿弥かなあ。

たくさんの花束とお菓子とお酒とメッセージを頂いて帰ってきました

同じ時期、やはり会社づとめの親友が永年勤続表彰を受けた。かつては同じ学校へ通い、同じ教室で授業を受け、同じだけの年月を経てきた同い年の友達だが、過ごしてきた時間の中身はこんなにも違うのだと思った。

私は世の中でいちばん偉いのは、地に足つけてまじめに働く人たちだと思う。技を磨き続ける職人さんや、畑を耕しつづける農家の人、目視で検品をしている工場の人、子育てしながら働くお母さん、満員電車にゆられるサラリーマン、そういう人たちがこの世界をつくっているのだと。それは世界中を旅して見てきた実感だ。旅から帰ってきたとき、私もそうなりたいと思った。地に足つけてまじめに働き「世界をつくる」一員になりたいと。それは案外難しいことだから。

私は長年がんばったオヤジや今も頑張りつづけている親友を誇りに思う。今の私はまだフワフワしているけれど、いつか、追いつけるかな。

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日記
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