ラジオ出演。在宅医療を始めたときのこと

うちに来てくれる訪問診療の先生は、我が家では「バイオリンを弾かない葉加瀬太郎」と呼ばれている。
なにしろ、おもろい。
ノリが軽い。
だいぶ軽い。
「いっしょにラジオ出よー!」
と言われたので
「おっけー!」
と二つ返事で出させてもらうことになった。

私たちの地元・兵庫県三田市のFM局、ハニーFMさん。
先生が月1回『知りたい!聞きたい!在宅医療』というコーナーに出ておられるので、私と母はそこにお邪魔したのだ。

直前の打ち合わせはしたものの、どういう話になるかは流れ次第。出たとこ勝負だった。私は訪問の先生に来てもらい始めてまだ半年だし、在宅医療の詳しいことはわからいない。だから私なんかが質問されても答えられるのか、ちょっと不安だった。

でも杞憂だった。先生の話を中心にパーソナリティ(で合ってる?)の方がものすごく上手に誘導し、話を引き出してくださるからだ。プロはすごいなあと思った。話を聞いたりしゃべったりしているうちに、頭の中がまとまったり、ずっと忘れていたことを思い出したり、伝えたいことが新たに発生したりするのでびっくりした。

話すことは、書くことと同じだった。
これは今までにない体験で、発見だった。
とても楽しかったです。
ハニーFMさん、リスナーの方々、ありがとうございました。

シシィは男嫌いなので先生が苦手です…

私が在宅医療に切り替えたきっかけは、去年の秋から冬にかけて、母の体調があちこち悪くなったことだった。どの治療もあまりうまくいかなかった。医師に怒鳴りつけられたこともあった。私はストレスから腰痛になった。

12月に母は原因不明の熱を何度も出した。何度も病院にいったがそのたびに「風邪でしょう。様子をみてください」だけで検査もしてくれない。その後、急変。緊急入院となった。

そのとき考えた。私が腰痛になったら、母を病院に連れていくことはできない。母の体調が悪いときは1人で移乗することもできない(12月はたまたま妹がいたから2人がかりで移乗させたのだ)。今のやり方ではダメだと思った。10年、20年、介護はまだまだ続くのだ。

何かあったときに頼れるお医者さんが必要だと思った。心細いとき、ためらわず相談できる人が欲しかった。それで訪問医療にたどりついた。

だけど・・・訪問医療って、敷居が高い。癌の末期の方とか通院が困難な方が利用しているイメージだ。なので私は初めて電話をしたとき、恐る恐るきいたのだ。
「うちなんかでも訪問医療、受けられるんですか」
って。
母は深刻な病気を患っているわけでも重い認知症でもない。私が頑張れば通院はできるのだ・・・私さえ頑張れば。

バイオリンを弾かない葉加瀬太郎みたいな先生は大きな声で言ってくれた。
「もちろんです、訪問医療、受けていいんです!」
今日もラジオで言っていた。
「訪問医療を受けるための条件はただ一つ。自分で病院に行けないこと!」
・・・家族は。
どこまで頑張ればいいのか。
家族が動けるから。
無理をかさねて通院をつづけるしかないのか。
そう思っている人に、この言葉はどんなに嬉しく、温かく感じられたことか。

在宅医療によって救われる人たちがもっと増えますように。

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