家族介護と職業介護との違い

「ヘルパーさんは優しいなあ」
と、利用者さんに言われた。
「うちの娘とえらい違いやわ」
ふふふ。
思わず笑ってしまう。
利用者さんはみんな同じことを言う。
「ヘルパーさんは優しいけど、うちの娘は怖い」
って。
私はいつも、こう返す。
・・・私も家ではめーっちゃ怖いんですよー。

だってさ。
家族を介護するのと、仕事で介護するのとは全然ちがうもん!

介護とは人間関係のうえに成り立っている。仕事では、初対面の利用者さんと介護をするための関係を一から築くことができる。

だが家族とはもうすっかり関係ができあがっている。何十年もかけて構築された愛憎関係はそのまま家族の歴史である。介護が始まったからといってそう簡単には変えられない。

私自身もそうだ。私もオヤジとは、あんまり仲良しってわけじゃない。似た者どうしだから、互いの欠点が見えすぎてイライラする。若い頃はどつきあいの親子ゲンカをしたものだ。

いや、若い頃だけじゃない。母が倒れた後でさえ何か月も口をきかなかったこともある。べつに憎たらしいわけじゃないんだけど、長く一緒にいるのは大きなストレスだ。昔から現在に至るまで、適度な距離を保つためになるべく別の部屋で過ごすようにしている。

だからオヤジが弱ったからといって、急に態度を変えることなんかできない。仕事みたい割り切れない。同じ屋根の下で暮らし、長時間介護をすることになればなおさらだ。
たとえ要介護になっても。
寝たきりになっても。
家族だからこそ、
「おとうさん、お薬のみましょうか」
なんて気持ち悪くて言えやしない!
「ほら、薬のみや。ちゃんとのまんと死ぬでー」
くらいがせいいっぱい。
・・・あ、母にもこんな感じか。
基本的に私は口が悪い。

私は本を読んでくださった方などに「親孝行な優しい娘さん」だと思われると
「違います!」
と全力で否定する。
母だって
「この子、怖いのよー!」
といつも言っている。笑いながらだけど。

結局、何が言いたいかっていうと。
若い介護職員が
「あの家族さん、おばあちゃんに冷たくないですか?」
とこぼすのを聞いたことがあるが、
「家族だから仕方がない」
と私は思う。
親子間に問題のある介護家庭を見るたびに、老いたとき家族に優しくしてもらいたかったら、それなりの関係を築いておく必要があると思ってしまうのだ。
子供は育てたように育つもの。
要介護になったんだから優しくして、なんて無理。

本日の猫写真。ベッドをギャッジアップさせてくれないシシィさん。

おいろけポーズかしら

生活不活発病のオヤジをなんとか外へ連れ出そうと、今日は墓参りにいきました。
といってもお墓は近くて、墓参りなんかすぐに終わっちゃったので、帰りにお好み焼きを食べにいきました。
近頃は食欲のおちているオヤジも、好物のお好みはよく食べました。
おでかけは最高のリハビリ!
でも・・・
外食は・・・
お金がかかるの・・・。

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