聖火ランナーに申し込んでみた

東京でオリンピックが開催されると決まったとき、母はリハビリ病院に入院中だった。妄想ばっかり見ていたからオリンピックが何なのかもわかっていなかった。

だが少しよくなって退院してくると、
「いいねえ、オリンピック!おかーさんも出ようかしら」
などと言い始めた。
またボケたことを言ってるなあと流していたが、高次脳機能障害が少しよくなると、これが
「パラリンピック出られないかしら?」
になり、もっとよくなると
「私もボランティアができないかしら?」
になった。
何かしら参加したいらしい。
「だって楽しいじゃないの、日本でオリンピックが行われるなんて!」
70過ぎて車椅子で要介護のおばあちゃんが何をしようというのか?

と思っていたら聖火ランナーの募集が始まった。
聖火、我が町を通る!
オリンピックもパラリンピックもボランティアにも参加できないけれど、聖火ランナーなら!
「応募しよう!ね! 聖火ランナー! だって、こんな車椅子で聖火ランナーになったらきっとデイサービスのおばあちゃんたちがみんなすごく喜ぶと思うよ!」
まあ、たしかに、おもしろいかもしれないな。
募集要項をみれば車椅子でもOKらしい。
さっそくネットで申し込む。

記入事項はあんがい多かった。
住所氏名年齢などの他に「自己PR」が400字程度。
推薦者も必要で、「推薦理由」も400字程度。
なんだか小論文を書いている気分になってきたぞ。

それから、障害者なので車椅子の使用を申告。介助者の氏名も申告する。もちろん私である。車椅子を押して200m…走るの私…。

「どんな道なら走れるか」も申告しなくちゃいけなかった。
× 砂地
× 階段
× 凸凹
× 坂道

ぜーんぶ「×」やん。こりゃあ通らんなあ。

通っても。
通らなくても。
かまわない。
参加することに意義がある。
申し込むことに意義がある。
「記念だからね!」
楽しむことに意義がある。結果はどうあれ、挑戦するチャンスを逃したら、もったいない。

本日の猫写真。

サンジがしつこく「あそぼー!」って言ってくるので、シシィさんはちょとうんざりしています。

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