ヘルパー研修会にて

世間はGWだ10連休だと騒いでいるが我らが介護業界にはまったく関係がない。ヘルパーの先輩が
「10日なんてぜいたくは言わないから、せめて2連休してみたいよね」
なんて言っていた。一般的にはそんなのただの土日であって連休ですらないのだが、在宅介護には休みなんて一日もないから仕方がない。

私の働く事業所では、連休の初日から研修会がおこなわれた。休みなんて諦めろと言わんばかりである。ヘルパーは基本1人で仕事をするから、大勢で顔をあわせる研修会は貴重だ。いろいろな事例を挙げて、
「このような場合にはどうするべきか」
「利用者さんにこう言われたら、どうお答えするべきか」
「事故をどうやって防ぐか」
というディスカッションがおこなわれた。
初心者ヘルパーの私は先輩たちの話を聞いて感心したり勉強したりしていた。

印象的だったのは最後に挙げられた問題。
「訪問すると、身体の不自由な利用者がベッドから落ちて床にぺたんと座りこんでいた。利用者は大柄で、立ち上がれず、家族は不在。この場合どうすればよいか?」
というものだった。床からベッドまでどうやって運ぶべきか?

車椅子やベッドからずり落ちて尻もちをついてしまう、床に寝転がってしまう、というのは、たまにあることだ。なのでついつい仕事を忘れて「我が家なら」と考えてしまった。
うちの場合はオヤジがトイレ介助に失敗して
「たいへんだあ!」
と私を呼びにくることが時々ある。
「かあさんが転がってもた!」
見に行くと母はトイレの床にごろりと転がっている。2人がかりでヨッコラショと持ち上げるしかない。介護技術の動画はけっこう見てるけど、母はかなり体重があるし、そんなにうまくいかないもんだ(妹なら姫だっこできるんだけど)。介護者が一人の場合は本当に大変で、助けを呼べない場合はまるで陸の孤島にいるようだとコータリさんも書いている(みんなの介護「コータリさんからの手紙」)

なので私はこの研修でどんな結論がでるのかワクワクしていた。すごいワザを教えてもらえて突破口が開けるかもしれないと、正直かなり期待していた。
だが上司の出した答えは
「無理をすると事故につながります。サ責に連絡して助けが来るのを待ちましょう」
だった。
・・・ヘルパーさんっていいなあ・・・。

介護者がどんなに困っていても、猫はまったく助けてくれません。

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