高齢者が料理ができなくなるちょっとした理由

訪問ヘルパーの仕事には、オムツ交換や入浴などの身体介護だけでなく、掃除や調理といった家事援助も含まれる。苦手だけど仕事だから私もやる。

今日はそんなヘルパーとして一言、言いたい。
離れて暮らす家族の皆様。
親御さんの包丁、みてあげてー。

一人暮らしの利用者さんが
「体力がなくなって、最近、料理をするのがしんどい」
と言うのでヘルパーが調理補助の仕事に入るようになる。

こういうケースって、多くの場合、包丁が錆びている。
もしくは欠けている。
超超超切れない!
思わず
「え、この包丁で今までお料理されてたんですか!?」
と聞いてしまうくらい。
こんな包丁でどうやってサツマイモやカボチャと戦ってきたのだろうと感心する。そりゃあ
「料理がしんどい」
と思っちゃうわけだよ。

包丁がダメになっていることに気づかない利用者さんは、野菜が切れないのは自分が弱ったせいだと思いこみ、料理をあきらめてしまう。料理をする能力はまだあるのに、もったいないことだ。

そしてこの季節はときどき
「お餅を切ってちょうだい」
と頼まれる。鏡餅だ。食材だからね、切るよ、うん、切るけど包丁がさあ・・・
食器の裏で研ぐとか、そんな悠長なレベルじゃないの。すでに刃でさえない。ただの金属の板。板きれで鏡餅が切れるわけがない・・・。

市販の鏡餅をパックから取り出すだけで15分かかった。
すごい疲れて力尽きた。
包丁って大事。

鏡餅~ってやりたかったけど、ミカンがずれた。遊んでごめんねサンジ君。

そういえば。

「最近、電子レンジを使うのも億劫で、料理ができなくなった。手が震えてよくこぼすのよ~」

とつぶやいていた利用者さん。よくよく聞いてみると、電子レンジが高い所(目の高さくらい)にあるため腕を上げるのがしんどい、ということがわかった。電子レンジを低い場所に移したら普通に使えた。電子レンジや炊飯器、湯沸かしポットの場所など、道具の位置は体の状況に応じて変えていく必要があるようです。

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コメント

  1. 自立されていても、子供は親の家がどうなっているのか?不便は無いか?
    訪問して確認してあげるべきなのですよね
    実家のお隣さんは、几帳面な娘さんが毎年台所の器具類を新しくして、捨てておられました。
    お母様は勿体無いとおっしゃっておられましたが、そういう事も必要ですね

    私は父の施設で居室の中、何か不便無い?しとく事無い?毎回確認しています。もし自分がそうなった時目線でたまに車椅子も乗って届く所、探しています。
    包丁も車椅子も使ってみないと分かりませんよね
    だださんの記事でご家族様が気付いてくれたらいいですね

    • おお、毎年交換ですか。それはこまめな娘さんですね!
      元気な頃は砥石で研いでたけど億劫うになって、とか、刃こぼれしているのも見えないとか、あるみたいです。
      息子さんしかいらっしゃらない場合、台所のことなど気が付かないことがあるでしょうね。
      同居介護しか知らないので、離れているとそういうこともあるのかと思いました。
      車椅子も乗ってみないと目線や手の届く高さがわかりませんよね。
      私もなにか思い込んでいることがあるかもしれないと考えてしまいました。

  2. おもちはレンジで軽くチンすると、簡単に切れます。

    • そうなんですよねー。
      いい感じに少し温められたら良かったのですが。
      今すぐ食べるわけじゃないし、全部つながってるタイプのお餅なので・・・チンしたかったです(笑)

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