秋の公園を散歩するレク

私が働くデイサービスはお出かけ好きだ。
春は毎日でも花見をするし、花冷えの日は足湯に行く。ガーデニング自慢のお家でバラを見せてもらったり、公園のつつじを見に行ったり、アカシアの並木道を歩いたり。初夏にはシャクナゲやアジサイ、暑さのピークがすぎればぶどう狩りで、今は紅葉狩りの季節というわけだ。

昨日もみんなで公園へ行った。
秋の公園は美しい。
落ち葉が降りつもる小道を利用者さんたちとゆっくり歩く。
女性ばかりのデイなので、みんなでお喋りしながらにぎやかに歩く。
途中で紅葉をひろったり、ドングリをひろったり。
記念写真を撮ったりもして。

紅葉

藪の中から小鳥の鳴き声が聞こえてきた。
「あれはウグイスだよ」
と、上司がみんなに教えた。
「ウグイスの地鳴きだよ。聞いてごらん。ジジ、ジジ、ジジ、って鳴いてるよ」
すると一人の利用者さんが
「それはいかんなあ」
と口をだした。
「ジジ、じゃなくて、ババ、って鳴かにゃあいかん。こっちはババアばっかりなんだから」
「本当だ、ババアばっかりだあ」
そうしてみんなで大笑い。藪にむかって
「ババ、ババ、ババ!」
と鳴き返した。ウグイスは鳴くのをやめてしまった。びっくりしたに違いない。

なにかのCMで言ってた。「今日は明日の思い出だ」って。認知症の利用者さんたちは1日どころか1分前のことでも忘れてしまう、帰る頃には「このドングリはどこから持ってきたの?」って言われたけれど。きれいな花や森やみんなで笑ったこと、楽しかったという感情は、少しずつ少しずつ、降り積もる落ち葉のように堆積されているんじゃないかなあと、そう思うことにしている。

本日の猫写真。

おなかまるだしにゃんこー!

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猫とビターチョコレート

コメント

  1. 微笑むとともに、ちょっと考えされられました。
    皆歩いていく道ですからね……。

    • そうですね~みんなが行く道です。
      いくつになってもユーモアを忘れない利用者さんのように、笑って年を重ねたいなあと思います。