幸せな夢と現実

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夢を見た。
とっても楽しい夢だった。
夢の中ではコロナもなくて、私はまた一人旅をしていた。
たぶんペルー辺りの山中でリャマに乗っていた。
険しい山も青空もすばらしくきれいだった。
幸せな夢だった。

けれども目覚ましが鳴った。
・・・ああ、これ、夢かあ。
起きたくないなあ、と思った。
がっかりした。
あともう少し旅を続けていたかった。

目覚ましがうるさいので、重たいまぶたをこじ開けようとしたとき、
「またいい夢みせてあげるから。
だからもっと、ちゃんと寝なさい」
という声がした。
きっと自分自身の声だろう。
近頃、用事が多くって。
睡眠不足がたまっている。
「お願いだからちゃんと寝てくれ」と身体が頼んでいるのだろう。

食べろサンジ

夢を振り切り、仕事に行って。
あくせく働いてたら、利用者さんがほめてくださった。
体が悪くてあんまり声が出ないのに。
かすれた声で
「あんた、オムツ、じょうず」
と言ってくださった。
きっとそれはお世辞…というか、気遣いの言葉だった。

私はとても不器用で、オムツ交換は上手どころか、むしろ先輩たちより下手なのだ。
私はそれを気にしてるし、利用者さんも私が気にしていることを知っている。
だから
「大丈夫、だんだん上手になってきたよ」
と励ましてくださったのだ。
嬉しかった。

いろいろあるけど頑張ろう。
・・・頑張って寝よう。今夜こそ。

コメント

  1. 優しい利用者さんですねえ。
    こんな言葉をいただいたら、嬉しくって涙出ちゃう。
    だださんが優しいから、利用者さんも優しい言葉をかけてくださるんですね。

    情けは人のためならずということでしょうか?

    • ありがとうございます。
      私はすごく雑なんですけど必死さは伝わってるみたいです。
      励ましてくださって本当に優しい方だと思います。
      ご家族には手厳しいんですけど(笑)

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