同業者に要らぬ気を遣う

今日は火曜日。
母は一日の大半をお留守番をして過ごす日だ。
いつもはちょっと不安だけど、今日は安心！
だって見守りカメラがあるから！
仕事の合間にスマホをのぞけば、母の姿を確認することができる！

・・・ただ。
仕事をしながら、ふと思った。
「もしかして、ヘルパーさん的にはちょっとイヤじゃない？」

ヘルパーさんには、私の留守中に30分だけ入ってもらい、トイレ介助や水分補給などをお願いしている。いつもは母と２人きりの作業だが、カメラに気づいたら、
「家族さんが見ている」
と思うんじゃないだろうか。
仕事を見張られるのって、ちょっと緊張するものだ。
しかも同業者に見張られるのはイヤなものだと思う。
カメラだとなおイヤかもしれない。
実際には私も仕事中なので、ヘルパーさんの仕事ぶりをカメラで覗き見することはまず無いのだけど、なんだか変に気を遣ってしまう。断りのメモでも貼っておけばよかっただろうか。

もうひとつ。
Twitterにも書いた話。

今朝、家の前を通りかかった◯◯デイサービスのバスの運転手が、なんと携帯電話でしゃべりながらハンドルを握っていたのが見えた。
「◯◯デイさん、怖ぇえええ！」
と、思わず叫んでしまった。
単に道交法違反というだけではない。
そのバスには利用者さんが乗っているのだ。
絶対にアカン行為である。

デイサービスによっては
「今から行きます！」
という電話連絡を直前に入れてくれる。
短い一瞬の電話だったのかもしれない。
そのバスには運転手が一人乗っているだけで、ヘルパーはいない様子だったから、バタバタしていたのかもしれない。
だがそんなもの関係ない。
アカンものはアカン。
危ないのは危ない。
命がかかっているのだ。

バスには施設名が書いてある。
事業所に言いつけてやることもできる。
だが、なんていうか、ほら、・・・同業者だから。
気を遣ってしまう。
小さな町の狭い介護業界だから。
研修とかで会うこともあるから。
しかも、近くからじっくり見たわけではなく、通り過ぎていった車だから。
ちらっと見えただけだから。
見間違えの可能性だってあるから。
もし見間違えだったら大変な濡れ衣になってしまう。

いろいろ考えると何も言えなくなった。
・・・ケアマネさんにでもチクってみようかな。
もし、もう一度見かけたら、そのときは匿名で電話をかけようと思う。

本日の猫写真。窓際のシシィさん。