新しい生活様式の図書館

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昨日、図書館に行った。
うつらうつら昼寝をしている母に
「図書館いく?」
と声をかけたら、パッと目をひらいて
「いくーーー!」
大きな声で返事した。

3か月ぶりの図書館だ。
先月までは移動図書館のみだったが、本館も別館もやっと開いた。
もう嬉しくてしかたがない。

もちろん、コロナ対策で、今までとはずいぶん勝手がちがう。

・マスク・検温・手指消毒は義務。
・調査室がつかえない。
・本を貸りることはできるが、閲覧はできない。
・新聞も読めない。
・座席は撤去。
・図書カード番号が偶数の人は偶数日に、奇数の人は奇数日に来てください。
・滞在時間は30分以内。その他いろいろ

そうか、これが新しい生活様式か。

訪れる人はまだ少なく、館内は静まりかえっている。
空気が読めない障害の母だけが
「嬉しいねー、本がいっぱい選べるの、嬉しいねー!」
と弾んだ声をあげていた。

ちょっと面倒くさいけど、本を好きに読めることはとても嬉しい。
母は西村京太郎と三島由紀夫を、私は宮部みゆきと原田マハの本を借りて帰った。
あ、あと、オヤジのために将棋の本を1冊。読むかどうかはしらんけど。

貸し出し手続きの終わった本はブックシャワーをしてから持って帰る。
ブックシャワーは本を消毒する装置だ。
何年も前から設置されていたのに、
「こんなのいらない」
とずっと思ってた。
ところが今や必需品だ。
幼稚園くらいの小さな女の子も、ブックシャワーに本をひろげ、うーんと背伸びをしてボタンを押している。
・・・これが新しい生活様式だ。

雨ふりの縁側で

緊急事態宣言が解除されて十日。
ようやく「図書館までは」行こうという気になれた。
でもまだ図書館止まりだ。
両親には持病があるし私は介護職だし、万一のことがあったら大変だから。
人の集まるところや飲食店は、まだもうちょっと自粛。

テレビで
『街にもにぎわいが戻ってきました』
などという報道を見るたびに、両親ともにウズウズするようで、
「早く遊びに行きたいな!」
ばっかり言っている。
「早く外食がしたいな」
「早く焼き肉に行きたい」
「早くUSJに」
「早く温泉に」
「早く旅行に」
「早く海外に」
待て待て待て待て!
どこまで行く気だ2人とも!

とりあえずファミレととかフードコートでいいから。
安心して高齢者を連れていけるようになりますように!

コメント

  1. こんにちは。

    「早く○○」「早く○○」「早く○○」
    以下同文。
    いやあ、なんとエネルギッシュなご家族でいらっしゃますこと。
    だださん、ますます八面六臂ですね。

    で、図書館!
    緊急事態宣言解除が遅くなった1都3県のひとつの民なので
    諦めていて、チェックもしないでおりましたが、
    この記事を拝読して早速ネットアクセスしてみたら、
    開館していました!
    宮部みゆき氏は、非常に多才な作家さんですよね。
    心から敬愛しております。
    原田マハ氏の作品は読んだことがなかったのですが、
    ネットの著書リストに、そそられるタイトルのものが沢山
    ありました。
    では、行ってまいりま~す。

    • こんにちは。
      そうなんですよ。
      そろそろお出かけしたい病が限界に達しております。
      梅雨入ったんで諦めてますけどね。
      そちらも、図書館が開いてましたか!
      宮部みゆきさんの中では私は時代劇が一番好きです。
      原田マハさんはとても美しいのでおすすめですよ!
      おもしろそうな本は見つかりましたか?

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